湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
今年初めてレモンが1個だけできた

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ここのところ台風ばかりで10号が出戻ってくるし、4週連続で真鶴港への避難となりそう。ブログ更新も滞っているから、今回は話題にできそうな我が家の庭事情でもとりあげてみる。というのも、レモンの木を植えて5年目の今年、たった一個だけだけど実が付いたのだ。昨年花が5、6輪咲いて楽しみにしてたら一つも実にならず、今年30輪ほど咲いたからこんどこそ生るだろうと期待してると子房が6個でき、よしよしと思ってたらいつのまにか姿が消えていてがっくり。でも、よくよく探したらこの一個があった。しかし、レモンの実って尻を上に向けて生るんだね、驚いた。これを遠くから見ると葉っぱと見分けがつかないから、一種の擬態かもしれない。

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これは同じ柑橘系で、植えてから10年ぐらい経ったスダチだが、去年たぶん300個ぐらい生ったけど、今年もまた大量に実を付けている。去年はこれでポン酢を作ったり、焼き魚に絞ったり、焼酎に入れて飲んだりと、ずいぶん楽しませてもらった。今年もできるね。

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これも今年は一個だけしか生らなかったゴーヤ。植えたのが遅かったせいかもしれないが、近所も今年は不作の様子。ま、レモンmそうだが食べるというより成長を見るのが楽しみとなっているかも。

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これはヒメシャラでいま花の終盤だ。このヒメシャラ、庭に植えたわけではなく自然に生えてきたもので。昨年台風で折れ、背丈が低くなっている。この地方はヒメシャラが森に自生しているからそんなこともあるのだろう。こんな実を付けるの知らなかった。鳥が運んだのかも知れないね。

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湯河原の森から種を採取して、清川村のやまぼうしさんのとこで育ててもらい、その株を頂いて我が家の庭で咲いたバアソブ。バアソブは絶滅危惧種で神奈川県全体で10株ぐらいしか無いと思われていたが、湯河原で私が見つけ、安全策で種を育てたけど、その後群落も見つけたし、ま、観賞用として楽しもう。

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我が家の庭周りで今年やけに多いのがこのホトトギス。だいぶ前から咲いていてもう終盤のようである。まだいろいろあるけど、とりあえずこのぐらいにしときます。
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ニリンソウを食べるのは度胸がいるね

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ニリンソウの群落。1、2年見ない間に倍以上の面積に広がっていたし(木の左側にも続いているが上手く撮れなかった)、飛び石のようにあちこちに株があった。

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左がニリンソウで右や右上がヤマトリカブト。よく似た葉がこんなに接近してるからややこしい。

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手に持ったのがニリンソウですぐ右がトリカブト。その右の2枚の葉はよく見るとほとんどニリンソウ。危ないね。

連休の2日はお客がなくて久々に林道を9キロほど歩いてきた。半年も歩いてないと膝に体重がかかり少し痛くなり、用心しながらゆっくり歩いた。カメラは一応動物が出てきても撮れるよう長いレンズにしているが、バイクや散策の人、山菜採りの人と賑やかだからまず無理で、運動と山菜採りにほぼ特化した。

山菜の種類はワラビ、セリ、ヤブレガサ、モミジガサ、ヤマウドの脇芽、フキ、ニリンソウと盛りだくさん。それらの半分以上を駅前の店に持ち込み、今日釣ったアマダイ、イトヨリ、カサゴ、サバも持って行き、釣りのお客さんと飲んだら、ワラビの煮物、セリのおひたし、釣った魚の刺身が出て、まあ手前味噌なことだった。

山菜の中で問題なのがニリンソウ。湯河原で私が知っているニリンソウのある場所はここだけだが、久しぶりにのぞいたら群落が倍以上に広がっていて驚いた。それに、飛び石のようにあちこち株があって勢力を広げているようす。これまで何年も見てきてまったく変わらなかったのに、なぜこの1、2年で急に変化したのか不思議でもある。

このニリンソウを初めて食べたときは度胸がいった。ニリンソウのすぐ脇にヤマトリカブトがあり、この時期のものは葉がそっくりで見分けがつかないのだ。今回、その写真を撮ってきたので見較べて欲しいが、2番目の写真の右がトリカブトで左がニリンソウ。3番目の手に持ったのがニリンソウでそのすぐ右がトリカブト。この右の株全部をトリカブトと思って撮影したけど、写真をよく見たら、右側の2枚の葉はニリンソウのようでもある。で、トリカブトの上部の葉を写真を拡大してみたらこれと同じだった。それぐらいよく似てるし、群落の中にトリカブトが混じることもあるから、これほど危険な山菜はないのだ。

見分け方はトリカブトの葉が微妙に切れ込みが深く細いのと、茎が太く枝分かれすること、また茎の色や葉の緑が濃いのだが、ニリンソウは茎が分かれずヒョロヒョロ細くて白いこと。確実なのは白い花の咲いたのがニリンソウで、トリカブトのは紫だからこれだけを採れば間違いは起こらないとか、あえて命をかけてまで食べなくともと書いたネット記事があったが、しかしな〜。ま、少しだけいただきました。

今日4日は大勢のお客さんだったのに強風と雨で中止。なので、自宅でネットや料理遊びかな。それと、水曜日は駅前の店に常連が集まる日。きっと、昨日釣った魚と一昨日の山菜の天ぷらが出るだろうな。

ワラビ、ヤブレガサ、セリをいただいてきた

2016:4:21
最初に発見した場所のバアソブが8株ぐらいあった。昨年花も蔓も少なく、ついに絶滅の道をたどり始めたかと思ったが、虫かノウサギにでも食べられたのだろう。

2016:4:21:2
1株増えて2株になっていたトモエソウ。しかし落ちた種は数100個あるだろうに、たった1株しか発芽しないとは厳しいね。


昨日、数ヶ月ぶりに林道へ行ってきた。まさかこれほど間が空いているとは思わなかったが、数えてみるとそのぐらい経っていた。ま、その間に包丁の研ぎ方を勉強し、料理を作ったり、鰹節を削って出汁を引くようになったりしたから、林道探索は停滞したけど、料理も素材のことを考えたりするから広い意味で自然探索だろうと思っている。

今回は、リハビリのつもりで主に山菜採りを目的にした。駅前の店でワラビの煮物が出たとき、もうこんな細いのしか残ってないらしい、というのを聞き、エッ、ワラビってそんな早かったっけ、一度は採りに行かなくちゃと思ったのだ。昔からワラビを食べて美味しいと思った記憶がないが、昨年自分で採ったのを料理してもらったら柔らかくてとても旨かったのだ。それにヤブレガサやモミジガサ、ヤマウド、タラの芽の天ぷらも食べたい。

しかし、以前から不思議だったのが山菜採りの人達が驚くほど山奥まで入り込んでいることだった。特にヤマイモ掘りをする人はすごくて、あちこちに痕跡を見る。日頃見かけないのに、広い山中からどうやって太く長いのを探し出しているのだろうと思うのだ。ある場所にはそこいらじゅうボコボコ穴が開いていて、木の枝の又などに厚い30センチ四方ぐらいの網の鉄板が挟んであったり、地面に何枚も置いてあったりした。

何かヤマイモ掘りの専門の道具だろうかと思ったがいくら考えても使用法がわからない。で、この項を書きながらふと考えたのが、ヤマイモの蔓を発見したとき、根元を切り離し、その上にかぶせておくこと。たしかヤマイモは蔓が元気な内は採らないように聞いた覚えがある。この網の鉄板は目印にもなるが、ひょっとしてイノシシ対策でもあるかもしれない。そんなことをする人はプロだろうか。この場所は特別大きな葉と太い蔓がよく見られ、一度掘ってみようかと思うがまだ試してない。

ワラビ採りの人も恐ろしい場所まで入り込んでいる。普通の人は草原のようなところで採ると思うが、木が低く臨床に陽がよくあたり、枯れたススキがところどころに生えていて、ノイバラがからむようなところが太くて長いワラビのポイントである。林の中をノイバラに引っかかりながら歩いていたとき、倒れた枯れすすきの中から長いワラビが何本も顔を出しているのをいくつも発見し、意外に思ったことがあった。昨日もそんな歩きずらい場所のワラビを探していたら、すでに折られたのがたくさんあり、いつもは人を見ないのにいつのまにこんな奥まで、と思うのだ。これもひょっとしてプロの仕業なのだろうか。

ま、それでも採り残したのが少しあったし(新芽が出たのかもしれない)、別の場所ではまったく手を付けてないポイントを発見し、私としたら大漁の150本ほどを収穫し、100本ぐらいを駅前の店に差し上げた。タラの芽はもう開きすぎていたし、モミジガサやヤマウドはまだだったが、ヤブレガサと柔らかいセリもいただいて帰ったのだ。

写真上は最初の場所のバアソブ。もうこれぐらいに成長してたし、8株ぐらいあった。昨年は花も蔓も少なく、ついに絶滅の道をたどり始めたように見えたが、蔓や葉を虫かノウサギにでも食べられただけなのだろう。下は1株増えて2株になっていたトモエソウ。しかし落ちた種は数100あるだろうに、たった1株しか発芽しないとは厳しいもんだね。ン?よく見ると3株ある?

初めてのマルバフジバカマとキジョランの実

2015:9:30:6514
マルバフジバカマ/2株だけしか発見できなかったが、花がないと見落とすね/

2015:9:3:6560
キジョランの実/直径6センチぐらいありそうだった/


昨日、30日はからっとした気持ちいい天気で、久々に林道へ出かけてきた。ひどい運動不足だけど無理をせず、5キロぐらい歩ければよしとして主に植物観察をやった。

動物の撮影は、先にこちらが気付く必要があるから常に遠くを見てないとだめだが、植物の場合は足下を多く見て行くことになる。動物目と植物目とでははやはりだいぶ違うが、最近は植物目で歩くことが多い。

カメラのレンズは基本300ミリを付け、いつ動物が出ても対応できるようにしているが、撮るのはもっぱら植物なので頻繁に取り替えることになる。これをさぼると千載一遇のチャンスを逃してしまうのでやるしかない。

でもま、昨日は動物にも出合わず、足下の植物をたくさん観察してきた。大きな収穫は湯河原初のマルバフジバカマを発見したこと。北米原産の帰化種のようだが、どこにでも見られるわけではない数が少ない種のようだ。

あと、キジョランの実が生ったか気になり行ってみたら大きなのが2つぶら下がっていた。これも初めて見たが、直径6センチはありそうなものだった。ただ本来は高い位置にあるのだろうが、蔓のほとんどが地面近くを這っているのでしかたなかったのか。これでは綿毛の付いた種も遠くまで飛んでいけないだろう。

2015:9:30:6555
ミヤコアザミ/

2015:9:30:6564
シオガマギク/

散策中、ほんとたくさんの花が咲いていたが、もうしわけていどに一部だけ撮影してみた。湯河原に多いミヤコアザミが遊歩道脇だけで数株咲いていたし、シオガマギクやコシオガマなど目にとまった。次は動物目で歩いてみようと思うが、はたしてどうなるだろ。


初めて見るムベ?

2015:9:10:6404
ムベ/以前にも見たことがあるようにも思えるがマイ図鑑には入ってなかった。真ん中の小さい掌状複葉はオカウコギ/

10月10日に林道を8キロほど歩いてきたが、そのとき道路脇に掌状複葉の分厚い木の葉が地面を這っているのを発見。以前にも見たことがあるような気もするが、手に取ってみるとやはり蔓植物。

樹木にあるようなしっかりした分厚い葉なのに蔓とはいかに、と思いisa隊員の樹木図鑑で調べたらムベがヒット。ムベの実は図鑑などで見たことあるが、林道にあったっけ?ともあれ私には初の植物ということになる。

ムベの語源はこうらしい(日経新聞文化面)

 琵琶湖のほとりに位置する滋賀県近江八幡市の北津田町には古い伝説が残っている。蒲生野に狩りに出かけた天智天皇がこの地で、8人の男子を持つ健康な老夫婦に出会った。
 「汝ら如何(いか)に斯(か)く長寿ぞ」と尋ねたところ、夫婦はこの地で取れる珍しい果物が無病長寿の霊果であり、毎年秋にこれを食するためと答えた。賞味した天皇は「むべなるかな」と得心して、「斯くの如き霊果は例年貢進せよ」と命じた。


そのときからムベと呼ばれるようになったそうだ。
実際、北津田町から1982年まで天皇に献上されていたようだし、10世紀頃の法典集にも近江の国から琵琶湖のフナ、マスなどと一緒に朝廷に献上されたと載っていると深井武臣さんて方が紹介している。でも献上したのはたしかだろうが、ネーミングは違うだろな、話ができすぎている。
実を見つけたら一度食べてみたいがどんな味がするのだろ。

2011:9:2:8552
カノツメソウ/これは2011年9月2日撮影のもので、これまでヤマゼリとしていたもの/
2011:9:2:8588

少し前だが8月27日にも一つ新しい植物と出合っている。やまぼうしさんに教えてもらいカノツメソウと分かったが、2011年9月2日にこの場所で同じようなものを見つけて、それをヤマゼリとしていたのだ。

上の写真がそのときのもので、今回のと較べたらヤマゼリは間違いだと分かった。ヤマゼリは花序が大きく花も葉も違っていた。

2015:9:10:6365
カナムグラの花。こんな大きな花序が付いて、新鮮な驚きがあった/

最近、林道などで咲いた花をしげしげ見ることが多くなったが、このカナムグラのようなどこにでもあるものに、意外と大きな花序があったりで驚いたりする。
私の場合、花が咲いてない状態のものを手当たり次第に覚えていったから、花が目に新鮮なのだ。