湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
カヤの中から「ググ、ググ、ググ」。 ヒミズ?


2014:2:7:9300


7日、足跡チェックに行ったとき、カヤ周辺で小鳥が小声でヒソヒソささやきながら、何かをブツブツついばんだり、その何かがプチプチはじけたりする音がしていた。

その写真を撮ろうと近づくと、姿をうまく隠しながら遠ざかる。小鳥が誰だか分からないまま逃げられてしまったが、帰ろうとするとまた近くのカヤの中で音が始まった。だけど、今度はプチプチとは違い「ググ、ググ、ググ」と聞こえるような。「ブツブツ」や「グク」のようでもあるし、「グコ」かもしれないし、まあはっきりしない高音でなく低音とも言えない中音(?)。しかし、よく通る音で、鳥じゃないように思えた。

そこで、ジワジワと近づいたが、2メートルぐらいまで接近してもまだ鳴いている。もう鳥でないのは確かだが、カヤの株の根元にいるようだ。じっと待っていても動きは無い。
しばらくしてどうにもなりそうにないから、踏み込んでみたけど、やはり飛び出してくるわけもなく、鳴き声は完全に消えてしまった。

これ、誰だろう? 鳴き声でなく、何かを食べる音だったのか?


たぶん、ヒミズの鳴き声だ!
もう一つ別の鳴き声も。

ネズミの鳴き声など色々調べてたら、このモグラの鳴き声に当たった! でもこれよく見たらヒミズじゃないか! ま、こんな声質、感じだったが、メスでも呼んでいたのか? 文字にするとだいぶ違うな〜というよりデタラメな記憶だな〜


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「分散貯蔵」と「集中貯蔵」


2009:4:7:2
数個ずつ隠して置くのを「分散貯蔵」と呼ぶそうだ/

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巣穴に大量に隠して置くのを「集中貯蔵」と呼ぶそうだ/


ネズミの不思議が少しだけ解けてきた。

「野ネズミによるドングリの種子散布」 島田卓哉/や「アカネズミの貯食の空間配置」 曽根晃一/など読んで、森林総合研究所に問い合わせたりし、ネズミとドングリの関係が少し分かってきた。

ドングリは、ネズミなどにすべて食べられてしまうと困るので、弱い毒性のあるタンニンを含有したり、ネズミの貯食行動で種子散布をしてもらうという戦略をもっているとのこと(島田論文から超意訳)。

ま、少しは知っていたが、その細かな作業は見えなかった。曽根論文によると(これも自己訳)、ネズミはまずドングリを一つずつ喰わえて数m〜10数mぐらいのところに別々に隠す。地中1cmとか2cmとかに。
それをすばやく行動圏内の巣や餌源より遠くに数個集めて再貯蔵する。穴を掘って埋めたり、枯れ葉の下にただ置いたり、以前NHKの動画で樹洞に何か隠してたのもそうだろう。
これは他のネズミや動物に盗られないようにするため。この貯食場所があちこちにでき、これを「分散貯蔵」と呼ぶそうである。
前項の写真がたぶんそれ。

また、巣穴に直接大量に貯蔵するのを「集中貯蔵」と呼ぶ。貯蔵には効率がいいが、この場合イノシシなどの盗人に発見されると全滅の危険性がありそうだ。
これは少し前の項に載せた、下の写真だ。
でも土がこれほどドングリと一緒に大量に巣穴から掻き出されるということは、隠すために穴が埋められていたのだろうか?
それと、23個もなぜ食べ残すのだろうか? また新たな疑問発生だ。

ともあれ、ドングリの根がモヤシのように白く長いから、穴の中で発芽しようとしていいたのはまず間違いない。

スミスネズミがドングリを貯食するかどうかはよく分からないから(質問していない)、これらは最もコナラのドングリと密接なアカネズミの仕事としておこう。

追加:

仮説;

「分散貯蔵」は島田氏によると一箇所にせいぜい数個だそう。そして、論文を読み直していると、アカネズミが冬越しのためドングリどのぐらい食べるか計算していて、1haあたり30頭がいて、一頭が一日10個食べる勘定にしていた。
しかし、10個は充分すぎる量としてあった。
これを見て、ピンときた。分散貯蔵のドングリの数は一日分じゃないかって。
冬場、何もないとき、一日一箇所貯蔵庫を見つければよいわけだ。どうだろう?

島田氏はドングリのタンニンとネズミの関係に詳しいが、ドングリがネズミにいかに食べ残されるか、が重要なドングリの戦略と書かれている。
それからすると、これら食べ残されたのは、その戦略が成功した、ということだろう。たぶんこの中からいくつかが発芽したはずだ。
しかし、巣穴の中の集中貯蔵にはいくつドングリが入っているのだろ? 1頭30日分としても300個。そんな大量ドングリのが巣穴の中に入っている可能性がある? だから23個も残る?





芽が出そうなのは食べない?


2009:4:7:2:1171
同じものを別角度から/
2009:4:7:2


未使用写真にも資料となるものが残っているもんだ。
撮影したときは誰の仕業かどんな状態なのかよく分からなかったのだね。
これ、2009年4月7日撮影で、前回も4月だったが、森に木の実などまったくなくなる頃、埋めたのを掘り出したのだろう。

ただ、どちらも食料不足の時期なのに食べ残しているのは、ドングリが発芽したり、皮が割れていまにも発芽しそうだからか。
これ、美味しくないのかそれとも食べられないのか?

写真は同じものを別の角度から撮ったもの。
これを見ると、埋めたのはなんとなくだが巣穴ではなさそうに思える。
前回のも掻き出した土の量が多くわざわざ穴を掘って埋めたもののように見えた。

ネズミの行動は分からないことばかりだ。


スミスネズミは笹を食べる!


2011-4-5-3:9803

2011:4:5:2:9809


金子之史氏へいくつか質問メールをした結果、疑問だったこの写真の齧り痕がスミスネズミかハタネズミの食痕であるだろうとなった。

スミスとハタは笹の葉や茎を食べるそうである。で、ヤチは基本的に湯河原にいないらしいから、ハタネズミ亜科ではこの2種に絞られるのだ。

ただ、これを発見した後、枯れた笹をいくつか引っ張っても、同じ状態のが出てこなかったから、ま、主食ではないのだろうといまのところ考えている。

金子氏の論文にはスミスの食べ物はドングリ、クリ、ヤマグワ、ウワミズザクラ、ミズキ、草本、茎などとある(湯川)。
としたら、次の写真のドングリの貯食したのを掘り出したのは、誰の仕業?

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コナラのドングリも地中で芽を出している。少しだけ食べられている。


これまでアカネズミの仕業だろうと思っていたけど、スミスの可能性も出てきた。
これも質問してみよう。


アカネズミのポスター制作!

練習の成果と言えるだろうか?

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デザイン遊びをしていて、エレメントで文字の変形ができることを知り、ポスターにも使ってみた。
面白くて、もうどこまで行ってしまうのだろ、と思う?
仕事では制限ばかりであまり遊べなかったからかな〜。いやいや、素材がまったく違う好きなものだからだな。

このアカネズミ、発見したとき、これで隠れているつもりだった。
たしかに、お尻の黄色い光っているところしか最初目に入らなかったが、自信あるんだね〜。