湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
久々の高自給率


2014:2:26:3:9713



今朝6時、すでに一人朝食を終えた。
カミサンが支度しておいてくれたのは、キンメの煮付けの残り、頭の部分と、庭で採れたシイタケの天ぷら、一昨日潜りの仲間にもらった天然ワカメのみそ汁。

お椀に生ワカメが入っており、味噌のみのおつゆを沸かして入れるだけ。一瞬で茶色から緑色に変わったワカメのいい香りがプ〜ンと匂って、とても美味しい。旬(ハシリかな)のワカメはまた軟らかいのだ。
キンメも大きくはないが脂が少し乗っており、煮こごりができててベリーグー。白いご飯の上に焙ったハバノリを揉んで細かくし、フリカケ、カツブシも追加し醤油を少したらして食べる。

写真は一昨日釣ったキンメを3匹持って帰り、2匹干物にしたもので、1匹が今朝の煮付けだ。
お金のかからないささやかな朝食だが、自給率が高くてなかなかいいね。

4日前から左足の裏が痛くて、ヒマでも森へ行けない。だいぶよくなってきたから、今日はと思ったが雨の予報。よわったね。

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エビフライを作ってみた


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上が拾ってきたエビフライで下が今回製作したもの。鱗片の開き方と穴の大きさはほとんど同じだ。

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基部の3列目ぐらいまでがハサミで上手く切れなかった。下の開いた松ぼっくりを使った
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エビフライへの疑問は尽きることがない。拾ってきた写真のエビフライが机の上に置いてあり、これを鱗片と一緒に水に浸けてみたら、鱗片は反ったり戻ったりを繰り返したが、膨らんだエビフライがしぼむことはなかった。

なので、このエビフライが開いた松ぼっくりを食べたものなのは確か。だが、どの程度開いていたかが気になり、完全に開いた松ぼっくりでエビフライを作ってみることにした。
以前にもナイフでエビフライ作りにトライしたことがあるが、このときは鱗片が硬くて歯が立たず、まったくダメだった。だけど今回、丈夫なハサミを見つけ、試しに鱗片一枚を切ったら、楽にでき、これならやれそうと思ったのだ。

その結果は写真の通りで、拾ったものは製作したのと同じぐらい開いていたのがはっきりした。ただ、基部に近いところの小さな垂直に開いた鱗片はどのエビフライにも残ってない。それがハサミで作ったのには残ってしまった。
ま、この小さな鱗片には実がないだろうから、最初の3列目ぐらいまで齧り落としてしまうのだろうか(?)

ま、水浸け実験と、エビフライ作りでリスが完全に開いた松ぼっくりを食べているのを確認でき、不思議がだいぶ見えてきたかも。
しかし、開いた松ぼっくりに実が残っているのは、茶色になりたてか、それが強風などで落ちたものだろう。何度も開いたグレーぼっくりはすでに全部の実を飛ばしていそうだ。


雪融け水を確認


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熱海市との境、千歳川河口付近。中央左の白い山が幕山で、麓に幕山梅林がある

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船の水温計が13,5度まで下がった。雪融け水が流れ込んでいるのだ。

2014:2:16:2:9562
少し沖から撮影しいたもので、左端が千歳川、右端に新崎川の河口がある。このエリア、埋立て地なんだけどね。



16日、千歳川河口の浅瀬でホウボウ釣りをしていて、山は白いし、雪融け水が流れ込んでいるはず、水温はどうなんだろと水温計をみると、それまで14,6度あたりを示していたのが、いきなり13,5度まで下がったりする。通常、0,5度ぐらいの差だから雪融け水の影響だろう。

昨日も河口付近の最低は13,5度で、少し沖合で14,1度〜14,9度まで上がったから、海面の水温はまだら模様状態だったかもしれない。
詳しく調べなかったが、河口から500メートルぐらいまでで13,5度を確認した。

写真上はその千歳川河口付近で、湯河原町の西の外れ、熱海市との境になる。また、中央左に見える白い山が幕山(標高625m)でその下を流れるもう一本の川、新崎川の河口は下の写真右端にある。
この二つの河口から山の栄養塩が流れ込むから、湯河原の海によくプランクトンが発生し、シラスも育つ。

森と海の実に小さな自然の完結サイクルだが、これまでかろうじて壊されずに、保たれてきている。
隊長が藤沢の境川のコンクリート三面張りや行政のダメさを嘆かれていたが、湯河原も林道の不必要な余計な工事だけはやめてほしいと思う。

自然・環境行政は、シカやイノシシがこれ以上増えないよう、川や森をいじらないよう、数十年先を見据えて進めてほしいね。




鱗片を開いたエビフライと閉じたもの


2013:2:26:2281
(写真1) 鱗片は反り返っているが、エビフライは閉じた鱗片のもののように根元から削られている。


鱗片の開閉で大きな勘違いをしてたことに気づいた。鱗片はリスに剥がされてからも湿度の変化で反り返ったり、戻ったりを繰り返していたのだった。
過去の写真のエビフライに、疑問なのがいくつかあり、調べていたらネットに鱗片の開閉の仕組みを研究したものが見つかり、やっと分かった。
「松ぼっくりを開閉させる組織と細胞壁の構造」森林総合研究所/関西支所長 藤井智之


疑問の一つが(写真1)で、鱗片を根元から齧り落としているのに、側にある鱗片が反り返っていた。鱗片が開いた松ぼっくりの実を食べるとき、鱗片は途中から切り落とされる、と経験的に思っていたが、これは根元から落とされている。


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(写真2、3) 青い松ぼっくりの鱗片は開かない。そして、すべてが根元から齧り落とされている。
2012:8:28:3:9134


そして、開閉の仕組みが分かってからあらためてエビフライを見直していくと、いくつかはっきり見えてきた。まず、青いエビフライの鱗片は開閉しないし、反り返らない事実がある(写真2、3)。そのエビフライの鱗片はすべて根元から落とされている。
それから、開閉する茶色やグレーのエビフライを見て行くと、、鱗片が途中から落とされているもの(写真4上)、根元から落とされているものと(写真4下)2種類に分類された。


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(写真4) 開いた松ぼっくりが上で閉じたのが下。開いたのは実の入る穴が広がっている。

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(写真5) (写真4)の尻尾近くを拡大したもの。左が鱗片を開いていたのが分かる。
2013:2:26:2268
写真(6) 開いた松ぼっくりには根元に切歯が入らないのだろうか?


写真(5)で見るとよく分かるが、わりと深く齧り落とした鱗片でも、根元の穴が大きく膨らんでいる。これが開いた松ぼっくりの証拠で、深く削り落とされているのが閉じた松ぼっくりだろう。
これがたぶん正解だろうが、これからも検証し続けていく必要がある。




林道は長靴でも歩けなかった!


2014:2:16:9445

2014:2:16:9493
ハギマシコ。撮影難易度が高い鳥だそうだが、林道ではたぶん毎年見られる鳥。


暖かな日差しに、美化センター(林道下の焼却場)まではクルマで上れるだろうと、意を決して林道へ行ってみた。

予想は当たり、路肩に雪はあるものの、路面はドライでスイスイ。このまま林道へ上れるかもと、あと100メートルほどのところまで行くと、クルマ2台がスタックしていた。廃棄物処理場の入口まではクルマが出入りするから雪かきされているが、その先は路面が真っ白だった。そのままバックし、近くに止めてそこから歩くことにする。

道路には誰のものか一人の足跡が私の進む先にずっと続いている。その足跡を追うように歩いたが、雪の深さが20、30センチあり、なかなか進まない。晴天でポカポカ陽気だし、汗が出てくる。上着を2枚脱いでTシャツ姿がちょうどいい。

そして、1キロほど進んだら、写真の重機が雪かきしていた。これはゲートから2,5キロほど先でいつも伐採した檜を搬出しているもの。足跡の主はこれのオペレーターだった。
この重機の後は歩くのがラクチンになるが、雪が深いせいか動物の足跡はノウサギのを一つ見ただけ。
だけど、冬鳥はたくさんいて、初めての不思議な鳴き声の群れもあったが、姿はとらえられなかった。
撮影したのはカヤクグリとハギマシコのみ。ハギマシコを撮影したのは久しぶりだが、日陰でみなピンボケ。

そんで、除雪してた重機の定位置、檜の搬出場所まできたら、また全面深い雪になる。少し進むと日陰のカーブで積雪は40センチ以上になり、長靴の中に雪が入ってくる。で、ここで進むのを断念した。

こんな中でも、幕山梅林から上ってくる人がいたが、通常の登山ルートは使えず、みなゴルフ場横からのみ。そんで、幕山にも南郷山にも登れず、林道を少し往復しただけで同じ道を下って行った。
ま、雪の少ない湯河原でも今年はこんな状態だったのだ。

今日は遅いけどこれから海。



相模湾あたりがコンブの南限


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この冬から試験的に養殖したコンブ。4、5月頃が収穫期だが、旨そうなので少量採取。

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2年目のハバノリ養殖実験。右が生で左が干したもの。穴が開いて大失敗、しかも、3週間経ち少し変色


天然生活の方にも書いたが、昨日は一昨年試験的に始めたハバノリとコンブの養殖棚から、ハバを収穫し、まだ若いコンブを少し採ってきた。

ま、試験的であるからハバノリもコンブも作るのはごく少量だが、ハバノリを養殖しているのは日本では鳥羽だけで、しかも鳥羽ではハバを食べる習慣がない。
ハバノリはもともと相模湾や千葉の外房あたりの磯で採取される天然の海藻である。磯の香りがとてもよくて、干したのを焙って揉み、白いご飯にかけ醤油をたらし食べたり、みそ汁や雑煮に入れたりする、地域の季節を彩る海辺の幸。

しかし、磯に短くへばりつくよう育つハバノリはワカメのようにたくさん採れない。だから一枚が1500円するほど高価で、磯と同じ味のものが養殖で大量に採れれば新しい産物になるだろう。

また、コンブは相模湾あたりが南限で、これは昔年寄りがやったことがあるようだが、どうも北海道のイメージが強くピンとこなかった。だが、ここで採れるコンブはとても軟らかく旨いらしい。写真のは2メートルもない若いものだが、4、5月の収穫時期には5メートルぐらいまで育つと聞いた。
このコンブ、甘く煮たらツルツル、トロトロととても軟らかく旨かった。この軟らかいコンブ、出汁用には無理だろうし、煮コンブとしても北のものと争わず、今頃から収穫をはじめ、サラダなど生食に使ったり、新しい料理を創作したらどうだろうかと思った。

この養殖を本格的にやれば一つの事業として確立できそうだが、問題はシケ。時期が冬だから台風はないが、爆弾低気圧が通ったら水深10メートルほどに設置した設備は大波に揉まれ、全滅する可能性がある。
その危険性がいつもあるから、相模湾西部の養殖は難しいのだ。

ま、メンバー5名、みんな釣り船だし、忙しい人は月25回以上海へ出るし、養殖まで手が回らないのもあり、半分遊び感覚ではある。

今日、東京は雪のようだが湯河原は雨。寒いし、またパソコン探検の時間が多くなりそうだ。


リスがいないエリアの松ぼっくり


2014:2:7:2:9361
リスがいないエリアの松ぼっくりは採られることがないから茶色の実の入ったのがびっしり。
2014-2-7-9368.jpgなぜ開いたのと閉じたのが同時にあるのだろう?


7日はまた、サクラ林道を歩き、松ぼっくりを観察してきた。この林道にはニホンリスが出入りしないが、林道から500メートルほど山を上った大きな松林にはエビフライがたくさん見られる。

なので林道脇にポツポツある松の松ぼっくりはリスに採られもせず、たくさんぶらさがっている。ただ、この木の隣りの松には松ぼっくりが少なく、しかも茶色のはゼロ。
松は個体差があり、実の付くものと付かないのがはっきりしている。その理由はよく分からないが、年ごとに実を付けたり付けなかったりと、繰り返しているのかもしれない。

ま、上の写真の松は、周囲で一番茶色の松ぼっくりが多いもので、他に茶がこれの半分もないのも何本もあった。しかし、リスがいないとこれほど松ぼっくりが残るのだ。
また、リスがいても、人通りの多い林道脇の低い松などの松ぼっくりも採られずたくさんなっていることがある。これは周囲が開け、猛禽に狙われやすいためだ。 

下の写真は茶色の松ぼっくりの開いたの閉じたのが同時にあり、なぜそうなるか不思議で撮ってみた。この日は雪のあとで、茶ぼっくりはほとんど閉じているものの、一部が開いていた。また、一年古いグレーぼっくりは茶ぼっくりの逆で多くが開き、閉じているのが少なかった。これはどうしてだろう?

まず考えたのが、茶ぼっくりの方は雪が付着し融けた湿気で全て閉じたが、あまり濡れなかったものが晴天で早々に開いたということ。グレーぼっくりの方は茶ぼっくりより古い分、鱗片が硬化していて湿度の変化に反応が遅いのだろう。
なので、雪は雨ほどの湿気がないからそもそも完全に閉じてなかったのではないか。わずかに閉じてたのが、また開こうとしているのだろう。中途半端な開き方をしたものが多く見える。

この推測、どうだろう? 雪のとき、見てくればよかった。次に!


獣道はみんなが使っている


2014:2:7:9240

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森へ入れば獣道が縦横無尽に走っているが、この道がどのようにして造られたかは一部を見て想像するしかなかった。

だけど、7日に二本木、三本木で足跡を探索してたら、初めて獣道に多くの足跡を発見し、なるほどな〜と思ったのだ。それまで、獣道は重量のあるイノシシが歩くことによってできるだろう、ウサギやテンぐらいでは獣道造りにそう貢献できないハズ、と考えていた。湯河原の林道にシカはいないし。

しかし、写真の獣道はイノシシも使うだろうが、今回は足跡がなく、テン、イタチ、ノウサギ、タヌキが使っていた。やはりみんなが使っているんだね。キツネも別な場所で見たが、これは単独のもので、獣道では確認できず。ノウサギはテンやイタチのエサだろうが、逃げ足に自信があるから、まるでへっちゃらみたい。

も少ししっかり撮ればよかったが、案外見ることがないから、これもアップしておこう。



カヤの中から「ググ、ググ、ググ」。 ヒミズ?


2014:2:7:9300


7日、足跡チェックに行ったとき、カヤ周辺で小鳥が小声でヒソヒソささやきながら、何かをブツブツついばんだり、その何かがプチプチはじけたりする音がしていた。

その写真を撮ろうと近づくと、姿をうまく隠しながら遠ざかる。小鳥が誰だか分からないまま逃げられてしまったが、帰ろうとするとまた近くのカヤの中で音が始まった。だけど、今度はプチプチとは違い「ググ、ググ、ググ」と聞こえるような。「ブツブツ」や「グク」のようでもあるし、「グコ」かもしれないし、まあはっきりしない高音でなく低音とも言えない中音(?)。しかし、よく通る音で、鳥じゃないように思えた。

そこで、ジワジワと近づいたが、2メートルぐらいまで接近してもまだ鳴いている。もう鳥でないのは確かだが、カヤの株の根元にいるようだ。じっと待っていても動きは無い。
しばらくしてどうにもなりそうにないから、踏み込んでみたけど、やはり飛び出してくるわけもなく、鳴き声は完全に消えてしまった。

これ、誰だろう? 鳴き声でなく、何かを食べる音だったのか?


たぶん、ヒミズの鳴き声だ!
もう一つ別の鳴き声も。

ネズミの鳴き声など色々調べてたら、このモグラの鳴き声に当たった! でもこれよく見たらヒミズじゃないか! ま、こんな声質、感じだったが、メスでも呼んでいたのか? 文字にするとだいぶ違うな〜というよりデタラメな記憶だな〜


二本木、三本木周辺の足跡チェック


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左が二本木で、右が70メートルほど離れた三本木。近くに高木がなく、開けていてリスには危険。

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何種類かの足跡が重なる獣道。右下がテンで、少し上の左右がイタチ、その上がノウサギ(?)で、またその上がイタチ。

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この上下の写真はテンの足跡。テンは後足と前足が重なり、2個2個の穴が飛び飛びにある。

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これも何種類か重なっているが、小さい肉球が4個見えるのは子タヌキ? 大きい穴はノウサギ。下は肉球4個でタヌキ。
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今日はすごい雪だね。庭で10センチほど積もっているが、まだ降り続いているから大雪になりそう。海はもちろん休業だし、明日もキャンセル。たいへんだけどしかたないね。

話は変わって昨日のこと。前々日の雪がまだ残っていたので、気になる二本木、三本木周辺の足跡チェックをしてきた。
というのも、雪の日に必ず足跡が残る幕山入口周辺のリスの足跡がどこへ向かっているのか、いつも不思議に感じてたから。

ここは100〜200メートルぐらいの範囲にクルミの木が合計8本ある。中心は二本木と三本木で、ここのクルミを貯食し、それを食べるために通っている可能性があるかもと考えていた。

で、結果。少し前に食痕チェックしたときもクルミの殻が少なかったが、今回もリスの足跡はゼロ。貯食場所も分からないし、何のために林道を渡っているのかいまだ明確につかめない。

しかし、初めての場所にも雪の足跡は多く、興味深いものだった。リスのは無かったが、テンやキツネ、イタチ、タヌキ、ノウサギ、イノシシとほぼメンバーが勢揃い。
テンやタヌキ、イタチが食べるのは地面にたくさん落ちているツルウメモドキだろう。
他には見当たらないからな〜。

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まだたくさんあったツルウメモドキ。クルミの木にからんでいた。
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