湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
ニワトコの黄色い実、発見!


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黄色い実が付いたニワトコ発見! 普通は下のような赤い実。
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4年越しぐらいでやっと見られたイチヤクソウの花。でも終わりかけではあった。


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草原の中を歩いたらクララが小さな長靴のような花を付けていた。
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草原には気の早いこんなのも咲いていた。


26日、木曜日は地元の知り合い4名で林道周辺を散策してきた。
最近健忘症が激しい私は、この植物は○○、これは××と説明しながら、これは、エッと・・・・何だっけ・・・ちょっと待ってよ・・・ウ〜〜ン、あっ、○○。
というぐあいに頼りない解説をしながら3箇所、7キロほどを歩いたのだ。

林道にはまだヤマグワの実がたくさん残っていて、みんなにこれを食べてもらったり、ニガイチゴやわずかにあったモミジイチゴも試食したりする。
ただ、この時期、林道に咲いている花は少なく、花のない植物の名前はなかなか覚えられないだろうな〜と思いつつも一応知っていることを説明したりする。

そんな散策でもニワトコの黄色い実が付いたのを発見したり、初めてイチヤクソウの花を見たりする。
草原ではクララが小さな長靴のような花をたくさんぶら下げていたり、今年初の気の早いランが咲いていたり。

ま、驚くような発見や感動はないけど、こんな散策もまた楽し、だね。




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オニシバリの実を食べるヤツがいた!


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以前撮影したオニシバリの実



24日、サクラ林道を歩いていたら、地面に赤い実が落ちているのを発見。
何だろうとよく見ると、周囲に小さな殻が散乱している。赤い実はオニシバリの実に思えるが、大きく穴が開けられ、種を取り出し、割って食べた痕跡だと分かった。

他にもないだろうかと、地面をじっくり見ていくと青い実の同じように破られたのや同じ赤でも少ししなびたのも転がっていて、その散乱具合からこの仕業は動物でなく鳥がやったものだろうと思えた。写真はそれらを集めたもの。

しかし、オニシバリの実にはたしか毒があって、食べられないハズ。だけど種には無いのだろうか。
と思って調べたら、ある図鑑で味見した記述があり、毒の気配はなく、やや甘味があり、わずかに辛みも感じられたとあった。種の試食はなかったが、そのぐらいなら種も食べられるのだろう。でも、よくそのことを知ったもんだ。

以前から不思議だったのが、林道周辺の森の中に食べられない毒の実を付けるオニシバリがたくさん見られること。動物が媒介しないのにどうして広く分布できるのかと思ってたけど、食べる鳥がやはりいたんだね。鳥が実を運ぶ途中に落としたりしてたんだろうけど、しかしこの種を食べる鳥は限られてそうな気がする。

昨日は海だったが、今日はないのでまた森へ行ってこよう。



林道の公共工事の一年後の変化


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今年3月に終わった法面工事跡。
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その隣りの昨年3月に終了した法面工事跡。


昨日は天気もよく、林道を5キロほど歩いてきた。写真はそのとき撮ったもので、上の写真は今年3月に終了した法面工事後、下の写真がその隣りにある一年前の3月に終えた同じ工法の法面工事後。

今年の工事後にはまだ植物は多くないが、昨年のにはびっしり生えていて、網目のようなモルタル部分がまったく見えない状態。

この工法、調べてみたらソイルクリート工法(簡易吹付法枠工)と呼び、法面を完全に平らにしいないままモルタルを吹き付け、安価で斜面の崩落を抑えることができる工法とか。
また、植生基材吹付工(網目の枠の中に植物の種の入った土のようなものを吹き付けることだろうと思う。厚さ3〜10センチとあった)と併用することで、写真下のように植物を育て、美観を損なわないのだとか。

ま、以前のは法面に金網を貼付ける工事だったり、落石防止のネットを建てたりするものだったが、白銀林道では昨年からこの工法にしたようだ。
だけど、法面全面に一度モルタルを吹き付けているわけだから、草本は育っても、大きくなる木本にはどうだろうか。また、モグラだとかネズミ類も穴を掘ることはできないはず。

下の写真の植物のほとんどは、吹付けに入っていた種が発芽したものではなく、周囲から飛んできたものだろう。ま、自然の一年の変化を並べてみた。


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上の写真は、前回9日に発見したタンザワイケマ。これを昨日の散歩中にも確認してみた。
タンザワイケマは昨年やまぼうしさんらが発見してくれたが、今年はそれが見つからなかったから、枯れてしまったのだろうと思う。以前に撮影したものは場所が分からないし、毎年探している植物でもある。

それを見つけたのはいいが、ほんと路端に生えていて誰かが踏んづけたり、草刈りされる可能性が高いのだ。種が綿毛で空を飛んできたのだからそう遠くないところに親がいるはずと、周辺を探しても見つからない。

県植物誌では丹沢周辺以外では箱根にも分布がなくて湯河原のYU-1のみの記載があるだけ。林道はYU-2だから新産ということになるので、なんとか安全な場所に見つけたいけど、うまくいかないな〜。

2014:6:16:2319


林道ではクワの実、モミジイチゴ、クサイチゴ、写真のニガイチゴなどを味見しながら歩いたが、どれも甘かった。
その甘いクワの実が大好きなニホンリスが、以前なら数本のクワの木のどれかで見られたけど、今回じっくり観て行ったものの、どこにも姿がなかった。さみしいね〜。

今日は午後から海。

このトカゲは「ヒガシニホントカゲ?」or「オカダトカゲ?」


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「寝床で鳥を見る」のたにぞうさんのブログにトカゲの話が載っていて、これまでニホントカゲとされていた関東のトカゲが実は別種であり、「ヒガシニホントカゲ」という新種と認定されたとある。

えっ! これまで見てたトカゲはニホントカゲじゃなかったんだ~、と分布図を見ていると、ええっ! 伊豆半島から伊豆七島にかけての狭いエリアにまた別種の「オカダトカゲ」があるとしている。知らなかった〜。

この緑色で囲んだ部分をよく見ると、なに、わが湯河原も含まれているように見えるではないか。しかし、伊豆半島が本州と合体する前の島にいたのがオカダトカゲだそうだから、湯河原は伊豆半島ではないし、しかし、となりの熱海市は伊豆半島だろうし・・・・どこが境界線なのだろ?

ま、動物だから熱海と湯河原の間に線は引けないだろうが、これの同定は見た目ではできないそうで、DNAを調べるか、ある部分のウロコの数を数えるしかないとのこと。
なので、写真のトカゲがどちらか分からないが、少なくともこれまで思っていたニホントカゲではなさそうだ。(そうだ、思い出した。むかし、初島にめずらしいトカゲがいると聞いたことがあるような・・・。)

これ、紹介されていた論文の日付を見ると2012年となっているからごく最近分かったことなのだろう。
http://www.nies.go.jp/biology/research/pu/2012/1208.html

独立行政法人 国立環境研究所
生物・生態系環境研究センタ― 論文紹介
著者 Okamoto, Taku & Hikida, Tsutomu

茎から松葉が伸び始めていた


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月曜日の昨日、雨もなくお客もないので林道へ行ってきた。で、5月12日以来、久々に松ぼっくりの定点観測をしてきた。3代の松ぼっくりはそれぞれ成長というか少しずつ変化していた。

一番の変化は昨年4月生まれの2年ボックリが完全に緑色になっていたのと、2つあった松ぼっくりの一つが無くなっていたこと。また、前回白っぽかった茎から松葉が伸び始め、これも緑色に変わっていたこと。

松ぼっくりが一つだったのは、成長不良のようで、小さく茶色に縮こまった小ボックリがあったが、撮影したつもりだったが映像が残ってなかった。


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また、観察している枝の2年ボックリの成長は少し遅いようで、他の松を見て回ると、この倍ぐらいに大きく育った2年ボックリもたくさん見られた。
あと、雄花は全部落ちているだろうと思ってたが、しぼんでもまだ残っているのがあった。雄花が胞子を飛ばすのにそれぞれで長い時差があるのだろうか? 根元のはたしかに遅かったように見えたが。

それと、3年ボックリの褪色速度は案外遅くて、他の3年ボックリを見てもそれは同じだった。完全なグレーになるのはもう少し先のようである。









現役アナグマの巣、3穴確認!


2014:6:2:1950

2014:6:2:1947


ヤマネのお宿を13個架けた名のない山の斜面と尾根筋は、動物の痕跡が多数ある場所。
過去にイノシシの巣をいくつも発見しているし、アナグマの巣穴やタヌキのタメ糞、ノウサギの食痕の数々、ニホンリスのエビフライなどたくさん確認している。

そのエリアに今回探検隊のメンバーと一緒に入ったら、私がすでに発見している2つのアナグマの巣穴と、別に私の知らない大きな岩の下に開いた穴を見つけ、それらが奥まで続いていいるのを確かめ、現役であるだろうとした(何かのぞきカメラのようなものを使ったらしい、私は離れていて見られなかった)。さすがである。

岩の下の穴の脇の岩陰2箇所にアナグマのタメ糞があり、この穴を利用しているのがアナグマなのはまず間違いないだろうと思えた。それに、岩の後には複数の大きな岩が重なるようにあり、内部に広い崫が構成されていることも想像された。

この山は尾根をどんどん上っていくと、10トンもありそうな大きな岩がゴロゴロしいていて、あちこちに岩の隙間や穴が見られる。
以前、上ったときに、その岩の隙間を走って逃げる小さな動物がいたが、ほんの一瞬のできごとで、それが何か分からなかった。

この岩ゴロゴロ山は、さすがにヤマイモ掘りの穴はないし、植林もされてないから、まず誰も入らないものと思える。なので、動物には安心できる場所だろう。ただ、岩が多いせいか大きな樹木が少ない。しかし、この岩の隙間の穴を利用している動物は多いだろうと考えている。
自動撮影装置が完成し、うまく撮れるようになったらじっくり調べてみたい。


残念! ヤマネのお宿は空だった!


2014:6:2:1933

6月2日は野生生物探検隊のメンバーでヤマネのお宿の確認と、フクロウの巣のペリット採集へ行ってきた。

ヤマネのお宿は4月23日に設置しているからすでに40日が経過している。もしヤマネがいて巣箱を発見すれば巣の中にコケなどの痕跡が残っているハズ。
と、期待して一つ一つワクワクしながらのぞいていったのだが、どれもコケどころかな〜〜〜んも入っていなかった。ほとんどに大きなクモが一匹ずついただけ。

ヤマネがいなくてもヒメネズミの痕跡ぐらいあるかと思ったが、それもなかった。とても残念!
ただ、最初に設置した13個(15個としてたが間違いだった)の残り5個を別の場所へ架けているから次はそれに期待しよう。

また、この13個をもう一ヶ月ほど置いて再度確認してみようと思っている。それでもダメならお宿を別のエリアに架けてみよう。
(今回の設置場所の標高はisa隊員の計器によると、最高で640m。低いところは20mほど下がった場所だから620mぐらい)

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もう一つの観察、フクロウのペリットは、やはり予想以上の内容物だった。

隊長が両手で慎重に何度もつかみ出したのだが、グレーに見えるのはすべてネズミ類の短毛で、ペリット数十個から100個分ほどあるかも、と思えるほど。

そして、のぞいたときにも表面に小さな白い骨のようなのが見えていたが、ピンセットや箸でくずすと次から次へと小さな骨が出てくる出てくる。

「これはネズミの下顎骨だ! ネズミ亜科ではなくハタネズミ亜科だから、ハタネズミかスミスネズミだ!」。
「この大きなのは鳥のものだね! こっちの小さいのはネズミの橈骨と尺骨だね」

「ここにも、あっ、これなんだろ?」、「たのしいわね〜、一日中でもできそう」なんてみな手が止まらない。
隊長が「きりがないからもう止めて! ネズミの歯なんて0,数ミリなんだから」、「これ全部やるのに数ヶ月かかりそう」なんて途方に暮れている。

ま、私にはネズミの分析ができないから、隊長にお願いしようと考えていたけど、これを見て大正解だと思ったね。隊長ならフクロウが獲ってきたネズミを正確に分析してくださり、結果としてネズミ亜科とハタネズミ亜科の比率や行動なども少しは見えてくるのではないだろうか。

ま、とりあえず今回の観察会の報告まで。