湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
「フ、フニュ〜〜、フニュ〜〜!」って誰?

2014:10:28:6877
あちこちで見られたトリカブトの花/


昨日は林道と森の中と合わせて5キロほど歩いてきた。そんで、林道を散策中にこれまで聞いたことのない鳴き声と遭遇したので、まずそれから。

ある場所で足を止め、何かを眺めていたときのこと。私から2、3メートル左の草むらの中から、いきなり「フ、フ、フニュ〜、フニュ〜」と大きな鳴き声が発せられたのだ。
ン? なんだろ? と音の方向を向いても草で見えないし、またもや「フ、フニュ~、フニュ~」と鳴き声がする。

ほんとうに文字のごとく「フニュ~」なのですよ。過去に一度も聞いたことがないけど、迫力のない高めの音で、ひょっとしてイノシシの子供かも、と思った。
なので、子供がいれば大人もいるかも、とこちらも警戒体勢をとり、覗き込むことをしなかった。

そしたら、「フニュ~、フニュ~」と鳴きながら、斜面を下り始めた様子。そっと近づいてみると、そこは急な崖になっていて、20メートルほど下を何者かが駆け下りていたが、姿がすぐ隠れてしっかり確認できなった。

たぶんイノシシの子供が私を発見して草むらに隠れてやり過ごそうとしたのだろう。ところがすぐ側に止まってしまい、しかも手を伸ばせば届きそうなぐらいだし、反対側は土と岩の露出した危ない崖だし、恐怖が頂点に達して鳴いてしまったのだろう。

私の方も林道に何かが飛び出してくる怖さもあり、相手が一匹とも限らないし、と対応が後手に回ってしまった。しかし、イノシシの子供の鳴き声はブーブーとかビービーしか聞いたことがないけど、ほんとにこれなのだろうか? アナグマとかハクビシンはどうなんだろ?

2014:10:28:6862

写真は二本木と三本木あたりを探索したときに発見した青い松ぼっくりのエビフライ。小さな松ぼっくりだけど、2、3本しかない松にこだわって食べている。ここはクルミと両方がエサの場所。

2014:10:28:6873

そのクルミの幼木を二本木と三本木の中間あたりで発見する。リスが忘れて発芽したものだが、どちらからも100メートル以上離れているな〜。


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たぶん樹上で食べたのだろう!?

2014:10:10:3743


林道を歩いていたらアケビの殻がまとまって落ちているのを見つけた。これらにはどれも実が残ってないし、落ちたアケビを誰かが食べたのだろう、タヌキかテンかハクビシンか、などと思ってたが、写真を見ててふと気づいた。

アケビって熟して口が開き、実が落ちて空っぽのままぶら下がっているのはよく見るが、これほど殻ばかり落ちていることはなかったような。
強風でも落下することは少なかった記憶が。

とするなら、これは木に登ることができるハクビシンかテンの仕業ということになる。も少しじっくり観察すればよかったのに、急ぎ足で通過してしまったようだ。

話は変わるが、そろそろ自動撮影や遠隔撮影など機材を使った観察が始められそう。年初に宣言したのに、もう11月になる〜!
これは助かる! いい図鑑だね!

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すっかり報告が遅くなってしまったが、先日、誠文堂新光社から「樹皮と冬芽」鈴木庸夫/高橋冬/安延尚文/共著、が送られてきた。

鈴木庸夫(isao隊員)/高橋冬(k-ta隊員)は野生生物探検隊の隊員で、古くからの仲間。安延氏はisa隊員の図鑑を多くプロデュースするnaoさん。この本に私の写真2点(リスが樹皮を齧ったもの)が載っているため、発刊と同時に出版社から送られてきたわけである(送るよう手配してくださったわけだが)。

この図鑑、まだじっくり見てないが、たいへんよくできているように思う。私の場合、野草は少し覚えたが、樹木はまだこれから。
名前を知ってるページを開くと、一発でフムフム、これこれ、だったし、写真が大きく、補助の写真も付いていて分かりやすいし、解説もよかったね。樹皮に残るフィールドサインや樹皮を利用する文化、なんてコラムもいいね。

この図鑑を手にしばらく森を歩いてみようと思った。

前作の「種子と果実」もだけど、手間のかかる撮影や資料調べなど、ていねいにこなし、ほんとにいい仕事をている。すばらしい!
そういえば若い頃、k-ta隊員と一緒に誠文堂新光社の仕事よくしたね。

はじめミミズかと思った!


2014:10:9:3777

2014:10:10:3785

昨日、船を真鶴港へ避難させた。3週連続の台風で、2週続けて避難とは・・・トホホ。

さて、前項の翌日、続きのつもりで6、7キロ歩いてきた。そして、またもや蛇に遭遇し撮影する。こいつ、あまりに小さくはじめミミズかと思ったほど。
アオダイショウの幼蛇と同じく、何かよく知った蛇の子供かと調べてみたら、これも生まれて初めて見る「ヒバカリ」と言う名の蛇だった。

ただやはり成体とは見た目がかなり違うよう。でも、体長は40〜65センチと小型の蛇で、水辺を好み薄明薄暮に行動し、ミミズやカエル、小魚などを食べると解説されている。
だけど、こんな小さいのにこれらが食えるとは思えなかったね。

毒はないそうである。



親に似ずマムシの模様をもつのはなぜ?

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今日も運動のつもりで林道へ出かけたが、小雨が降り始め、4キロほど歩いたところで中止した。

だけど、少しだけ収穫があった。ウリボウが逃げるところを発見したのだが、薄暗いのと遠かったので、気づくのが遅れ、撮影できず。

それと、写真のアオダイショウ幼蛇を見つけたこと。以前からアオダイショウの幼蛇がマムシに似ていることは知ってたが、実物を見たのは今回が初めてだった。
こいつはほんとに小さい。幼蛇の後の枯れ葉と比較してほしい。太さは10ミリ以下で、長さが30センチ程度。

顔はよく見るとアオダイショウだけど、模様はまったく違うね。なんでだろ?




もともとあった? それとも運ばれてきた?

2014:9:27:3646
道路左側の茂みは全部アメリカセンダングサ/

2014:9:27:3637
ネットの向こう側が全部アメリカセンダングサ/

いま林道の法面工事あと周辺がたいへんなことになっている。アメリカセンダングサがび〜〜〜〜〜っしりはびこっていて、他の植物が同じ場所に一本も交じってないほど。

アメリカセンダングサは前々から見られたが、これだけ群生したのは工事のせいで間違いない。ただ、工事のトラックが運んできた土の中にタネが入っていたのか、工事で整地した場所に潜んでいたタネが発芽したのかはよく分からない。

このアメリカセンダングサ、北アメリカ原産で、大正時代に日本に来た帰化種ということになっている。これを駆除しようとはとても思わないが、大陸のものは生命力が強いのか、一種が一面を支配してしまうようで、多様性が美しい日本の風土とは合わないように思える。

同じ北アメリカ原産も要注意外来生物に指定され、私が駆除しているセイタカアワダチソウは、林道入口から白銀橋までの6キロ間でほぼ見られなくなっている。
実はこの日も20本ほど抜いたのだが、もうたぶん20、30本も残ってないだろうと思う。トータル何本引っ込抜いたことだろう。2000本以上かな。目につくたびに駆除してきたけど、毎回毎回どこかに発見するな〜。

2014:9:27:3621

林道の一箇所ではツリフネソウが花盛りだった。