湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
葉の形がどう見てもソナレマツムシソウ

2015:7:30:5391
ソナレマツムシソウ/

ちょっと気になる花がいくつかあり、今日も林道へ行ってきた。その一つが写真のマツムシソウで以前isa隊員が発見したもの。これが回りの植物の勢力に負けてしまい、4株が2株になり、一昨年はなんとかしなくちゃと草刈りなどしたが昨年、今年は放ったまま。最近もまだあるなとは確認してたが、じっくり見るのがつらいかんじで通り過ぎていた。

このマツムシソウを神奈川県植物誌で見てたら、以前感じたことがぶり返してきた。葉の形が植物誌のソナレマツムシソウの方にそっくりで、葉が厚く背丈が20センチほどと低いのもぴったりというもの。

ただ、ソナレマツムシソウは本来海岸近くに分布するとされるからやはり違うのだろうな〜、で終わっていたのだ。ところがその後海岸性の植物を同じエリアで発見したし、そもそも海を見下ろす場所だし、あり得なくないって考えるようになった。

そこで今日は葉の形をも一度確認に行ったのだ。そして撮ったてきた写真の葉を植物誌と較べたらマツムシソウよりソナレマツムシソウの方に似ているのがはっきり分かった。
この絶滅しそうな絶滅危惧2類をどうしたらいいだろう?

後、他にも気になっていたヒオウギやナンバンギセルを確認したが、ヒオウギは5株、ナンバンギセルは多数みられた。クルマバナもいまが盛りであちこちで咲いていた。

2015:7:30:5358
ヒオウギ/
2015:7:30:5404
オオナンバンギセル/
2015:7:30:5378
クルマバナ/

ついでになってしまったが、一昨日撮った植物の写真も合わせてアップしておきたい。トンボソウの場所を見失ったかと思ったが密やかに小さく咲くのを足下に発見できた。
キハギもひっそりしていて、一株見つけ、回りを見渡したらけっこうな群落で驚いた。
クサアジサイもこれからだけど、よく見ると華やかだね。

2015:7:28:5334
トンボソウ/
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クサアジサイ/
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キハギ/


2015:7:28:5349
ヤブハギ/
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今年初の青いエビフライ

2015:7:28:5303

白銀林道から幕山へ登る遊歩道の入口が50m離れて二つあり、それが60、70m先ですぐ合流し、三角州のようになっているから、ここを幕山入口三角州と呼んでいる。

この三角州の東側の一辺の遊歩道上にほぼ毎年青いエビフライが落ちている。いつも7月後半に始まり、11月前半の松ぼっくりの色が茶色くなるぐらいまで続く。

これが今年も初めて見られ、ここのリスは今年もまだ生きている、よかったよかった、と安心した(7月9日にも林道に出てきたのを確認してるが)。で、拾い集めていつもの切り株の上に置き撮影してたら、50、60m先の檜の小枝が揺れるのに気付いた。風もないし不自然なので注視してるとリスが枝を飛んだのだ。
急いでレンズを望遠に付け替えたけど、その一瞬に見失ってしまった。

リスは私が三角州に到着したときまだ樹上で松の実を食べていて、下を向いて作業する間にこっそり逃げたのだ。松の木を走るときは音がして気付くことが多いけど、檜の場合は樹皮の違いでしないのだろう。ここでこれまで一度も松の実を食べてるリスを見たことが無かったから、少し油断していた。

これを書きながら、この三角州の青いエビフライを初めて発見したのはいつだったろうとふと気になり、旧ブログをめくってみた。すると2008年の8月が最初。ということは今年で7年目。
野生リスの寿命は5年ほどだからまず同一個体ではないだろう。縄張りが重なっているか、世代交代があったか。しかし、青い松ぼっくりなど他にたくさんあるのに、あえてこの見通しのいい人通りの多いところを毎年選ぶのか。
しかも、200から500m先にはクルミの木が10本ほどあり、先日見たときにはまだたくさんぶら下がっていた。

このあたりがよく分からないのだが、一つは人間の往来が多く、天敵のオオタカやノスリの姿を見ることがほとんどない場所というのがある。ほんの100mぐらいのスポット的だけど、天敵が嫌う場所なのは間違いない。

以前にも何度か書いているが、リスが巣を作る場所も林道脇や視界が開けている林縁。ノスリやテンが巣に近づこうとすると人間や他の動物に見られてしまう、視線圧とでもいうものががかかる場所。

いまはリスの数が減ってしまったからクルミがたくさん残っているけど、クルミの場所は人間の視線圧の少ない危険な場所でもある。
クルミも食べたいけどより安全な松ぼっくりを、ということなのだろうか?

2015:7:28:5311

2015:7:28:5324

あと、隊長のブログにコメントしたテンが若いサルナシをどうして発見できるか、というの。これ、以前に同じことを書いたのをすっかり忘れていて、昨日林道へ行って思い出した。
隊長もコメントされてたが、写真のように風やらで落ちるのがたくさんある。これを一つでも見つければ、周辺に本体があるのが分かる、ということだろう。

トモエソウの花が終わっちゃった

2015:7:21:5211
二日前に蕾だった最後の一輪がもうしぼんでいた。

20日に行ったときは右下の花が終わっていてがっかりし、小さな蕾なのにあっと言う間に咲いてしまうもんだな〜ととても驚かされた。
で、最後に一つだけ残った蕾があったから、これはぜったい見なくちゃと、22日の昨日、まだ一日ぐらい早いかも、と楽しみに行ってみれば、なんと写真のようにもう終わっていた。

蕾はパンパンに膨らんでなかったのに翌日咲いて、一日でしぼんだということになる。いくら天気がいいからといってそんなに早いもの? トモエソウって一日花だっけ?
しかし、5回ぐらい通ったのに一輪も咲いているのが見られないなんて花を見るのも大変だ〜。

2015:7:21:5247
神奈川県の絶滅危惧1類のスズサイコ。一箇所で10数株見られた。ただ半数以上の花が虫に食べられて無かった

昨日はまたほぼ湯河原だけに見られる希少な植物がどうなっているか調べて少し歩いてみた。とくに気になっていたヤマジソは2年前に20株ほど確認していたが昨年は見られず、今年も観察できなかった。
遊歩道脇のきわめて危うい場所だったからもう絶滅してしまったのかも。

スズサイコも神奈川県の絶滅危惧1類だが、これは一箇所で10数株確認でき、変わらず続いているのが分かった。同じ絶滅危惧1類でもタチフウロは草原のいたるところに咲いているし、カキランも花が終わっていたが20株ほど見られた。
ただ写真のように多くがノウサギに食われていて、初めてのことなのでとても驚いた。

2015:7:21:5283
ノウサギに食べられていたカキラン。小さい上部の葉と花もしくは実を食べた?


このカキラン案外生命力が強く、盗掘にさえ合わなければずっと生存していけそう。でも、ここ3、4年で一箇所から数株が姿を消していて、あきらかに掘り返した痕跡がみられた。神奈川県の自然のカキランで50株以上あるのが箱根、他はみな10株未満と資料にあった。湯河原にも50株以上あるけど、神奈川県の総株数はたぶん200ぐらいか。やめてほしいね。

2015:7:21:5261
ススキに隠れて咲いていたカセンソウ(上)とタチフウロ。タチフウロも絶滅危惧1類だが湯河原には多い。
2015:7:21:5235

草原の中へ入り込んだら、背の低いカセンソウやタチフウロ、チダケサシがたくさん隠れてたし、オミナエシがもう咲き始めていた。
草原はもうすぐ花盛りになりそうだ。

2015:7:21:5268
オミナエシがもう咲いていた。
(アカゲラ幼鳥の間違いだった!)

2015:7:20:5092

2015:7:20:5157

キツツキの鳴き声が近くで聞こえるので、その方向を探すとこのアカゲラがいた。
いつもは鳴き声だけで姿を見ることは少ないのだが、この個体はこちらに気付いているはずなのにチョロチョロと枯れ枝でエサを探している。

で、ボケ写真を量産し、以前アカゲラを撮影したときもボケボケだったし、アカゲラとは縁がないのかな〜、なんて写真を見てたら、なんだか模様が違うように思えた。
そんでネットで確認すると、オオアカゲラのような。

調べると、オオアカゲラは神奈川県ではほんとに少なく、繁殖期・非繁殖期とも絶滅危惧1類で、丹沢に数つがい生息するだけで、箱根山地にいたっては1953年に確認されたきり、観察されてない、って、ほんとかよ〜。

そんなのこのブログに載せていいものだろうか? とりあえず2、3日だけでも・・・。


註;
頭部の赤いのが大きく、背中の白斑がぼやけていたのからてっきりオオアカゲラかと思ったが、腹に縦縞模様がないのが気になり、よくよく調べたらアカゲラ幼鳥を詳しく解説してあるブログが見つかり、まず幼鳥で間違いないだろうとなった。
お騒がせいたしました。
http://chujume.littlestar.jp/06_torimemo/2008/2008-12-31.htm
独立したばかりの子タヌキ?(訂正)

2015:7:10:1:4931


林道を反対側からトコトコ歩いてくる動物を発見、その距離50、60メートル。私が先に気付いたからカメラを構えたまま身動きせずに待つ。
はじめアナグマかと思ったが、ドンドン近づいてきてタヌキと分かった。シャッター音が気になるのかなんども左右を確認している。

途中草で見えなくなったから、しゃがんで写真を確認しながら、また出て来ないかと待っていると、すぐに現れドキドキするぐらい接近してくる。最終的には5、6メートルまで近づいて、やっと人間と分かり、慌ててブッシュへ入り込んだ。

このタヌキ、子育て中でエサが足りず日中も歩き回っているのだろう、と思ったがどうだろうか?(隊長のコメントの方が合っていると思い、タイトルも訂正しました。)

アラのガンバラ(腹骨部分)を照り焼きに

2015:7:9:4841

2日に釣ったアラだからもう7日経っているが、最後の最後に残ったガンバラを照り焼きにしてみた。
ガンバラって名前、手前板前で初めて知った。魚を3枚におろしたあと腹骨をすくけど、その骨とともに残った魚の一番脂のある部分。ていねいにすけば身はあまり残らないが、薄いところを残してもうまく刺身にできないし、塩焼きなどで食べるつもりでばっさり切り落としておいた。

ここの食べ方はこれまでなら塩焼きかあら煮ぐらいだったが、前回かけ焼きにしたのでまだ未経験の照り焼きもやってみることにした。
といっても醤油とみりんだけだったものに酒と砂糖を足しただけ。かけやきとの違いは甘さとコクが増したように思った。

2015:7:9:4817

昨日は雨の中海だったが、一昨日、雨がやんだ間に林道へ行ってみた。トモエソウが気になったからだが見ての通り遅かった。雨の中でもけなげに咲いていたのだ。晴れ間を探して咲くのを調節するのかと思ったが、違ったようだ。テッペンの最後の4つ目の花がしおれていた。
ただ、下の枝に小さな芽がまだ5個あって、これらが咲くのは見られるかもしれない。

写真のレンズはマニュアルだが、85ミリのなんとF1,4、口径72ミリという超明るいもの。知り合いに最近いただいたのを初めて使ってみた。

この日はもう一つあって、いつもの林道の幕山入口三角州からリスが飛び出してきて、すぐ引っ込んだのだ。霧で視程50メートルぐらいのところもあるぐらいだったから、油断していたかもしれないが、クルミも食べごろだし、青い松ぼっくりもそろそろ食べられるようになるはず。なんとか数を増やして元のレベルまでにしてほしい。

アラのカマをかけ焼きにしてみた

2015:7:7:4805


今朝も七分粥を作りながら、最後に残ったアラのカマをどうしようかと手前板前を見ていたら「かけ焼き」のところで引っかかった。
照り焼きとほとんど同じやり方のようだが、みりんと醤油だけ合わせた割下をボールなどに入れ、カマを焼きながら数回オタマなどでかけるだけのもの。(皿の上でかけた)

照り焼きもかけ焼きも自分では一度もやったことないし簡単な文章説明だけだったがこのカマなら合うかもしれないと思ったのだ。昨日シロムツの煮付けと同時にシロムツとアラのあら煮も同じ煮汁で作ったが、そのときこのアラのカマも入れるつもりだったのにあまりに美しい身の色で、何か別に使えないかととっておいたのだ。

ま、見た通りの出来でとてもプロのようにはいかないが、味はまあよかった。ただ、5日間のうち3日ぐらいさらしに巻いたただけでラップもせず冷蔵庫に入れておいたから乾燥して少し硬くなっていたかもしれない。

あと、残った割下を煮詰めてかけたが、ちょっと量が多すぎた。冷蔵庫に残った魚はアラのカマのもう一方とサバの塩をしたのと丸干しイワシが数本あるのみ。あっ、昨日のシロムツが半身残ってたな。次に挑戦したい料理も決めているし、また釣りをしないといけないが、台風がきている・・・・。

2回目のにぎり寿司も少しだけ進歩

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午前中のシロムツの煮付けに続いてにぎり寿司の2回目を試みた。
前回は酔っぱらっていたので実質今回が初めてのようなもの。

酢飯をしゃもじを使って飯台で切る途中からやらせてもらったが、飯粒を潰さず、酢をまんべんなく回せばいいわけだけど、たった一合の米でも思うようにいかない。
まあ、なんとなく平らにし、飯粒も潰れてないのでシャリにはなったようだ。一箇所に集めて山にし、布巾をかけてさます。

次は柳刃でアラの昆布ジメを引くのだが、刺身のときの倍ぐらいの幅で切らないと握れないから、包丁を寝かせて角度をつけようとするのだけど、ときどき包丁が起きてしまい、狭いのができる。

また、薄くそぎ切りしなければならないが、最初の2、3枚厚いのになった。これだと歯ごたえばかりで旨くないが想像してたよりかなり薄くしないとだめだった。
それに、昆布ジメの身の幅が狭く、斜めに包丁を入れなければネタの長さが足りず、角度を付けて長さを確保するが、これも問題で、鋭角にしすぎて蛇足のように長くなってしまったのもある。これの成形も大変だ。

そして、ネタができたらいよいよにぎりだが、一難去ってまた一難、シャリが手にひっついてどうにもならん。水道を流しながら、手を冷やしたり、酢で指を洗ったりし、なんとか右手にシャリの玉ができた。

左手の指の方にネタを広げ、ワサビを真ん中に乗せ、その上に右手のシャリを置く。左手親指をシャリの上に乗せ、押さえてへこませる。全体を手の平の方へ転がすようにして反転させ、右手の人差し指と中指で軽く握る。このときたしか左手親指でシャリが長く伸びてはみ出さないよう押さえる、とあったはず。そして、次に右指で挟んで両脇を締める。
たしか手前板前で予習したのはこのようにやるイメージだったのだが、現実はほとんどうまくできなかったのだ。

これらは理屈は分かっているつもりでもいざ始めるとどうにもならないもの。何度も何度も繰り返して体で覚えるしかないのだろうね。


煮付け2回目は少しだけ上達?

2015:7:4:4783


前々項でシロムツの煮付けを話題にしながら写真を載せてなかったから、今朝煮付けたのをアップしてみる。
今日はほんとはお客のはずだったのに突然のキャンセルでいきなりすることがなくなり、包丁を研ぎ直したり魚を煮たりしているところ。

なにしろ朝が早いので午前中はたっぷり時間があり、朝食も自分で七分粥を作って食べたのだ。ここ2週間ぐらい客のないとき朝食を自分で作っているからか、側で見ていたかみさんから「食べるのだけは一人になってもやっていけるね」と、なにやら意味深なことを言われた。これは料理だけでなく洗い物もしっかりやるようになったからだろう。

これも包丁研ぎの効用で、包丁を一回使うたびきれいに洗い水をきり、終わると研ぐようになると、洗い物がシンクにあれば邪魔だし、料理をしながら使ったものを洗わないと溜まる一方なので、洗うしかないのもある。

写真のシロムツ、2日にアラを釣ったときに釣ったもの。前回の煮付けは皮が剥がれたり、身がくずれてアップするのがためらわれたが、これとて注意してやったつもりなのにまだ尾の付け根が破けてしまっている。
新鮮な魚ほど煮たり焼いたりすると皮が大きく縮んでしまうが、古くなればそうでもないとか。これは4日経っているからかボロボロにはならなかったのか、それとも弱火がよかったのか?

それと、カレイのときもそうだったが、カマの部分が頭から外れてしまうのはしかたないのだろうか。シロムツの頬のあたりは何匹か煮たのが全部崩れていたから造りが薄く弱いんだろうね。

しかし林道へ行きたいのに雨ばかり続くし、果実など腐ってしまい、動物もきっと困るだろうね。
このあと、お昼にも一度握り寿司に挑戦する予定。アラがもう片身昆布ジメにして残っているのだ。

寿司を握ったり、潮汁を作ったり

2015:7:2:8087
アラという魚。最大10キロになる高級魚だが、これはまだ1キロほど。でも脂は乗っていた。
2015:7:2:8116

2015:7:4:4768
アラの握り寿司と皮を煮た煮こごり。うまく形になってないが、初めてにぎった記念の一品。
2015:7:4:4775
アラのアラを使ったみそ汁。自分で養殖したコンブを出汁に使っている。

2日も二名のお客と少なく、前回釣れなかった白身魚の大型が欲しくてサオをだしてみた。
そしたら写真のキロオーバーのアラが釣れ、お客さんにも同じサイズが釣れ大成功。

それを刺身や潮汁にしたり、生まれて初めて寿司を握ったりしてみたのだ。写真は昨夜酔っぱらって帰り、アラをそぎ切りにして握った寿司の残り。なので形のいいのがないけどまあ記念写真。

これらは今朝の朝飯にしたものだが、全部自作もの(酢飯はかみさん)。アラのアラを霜降りにしてみそ汁もさっとできた。おとつい三枚におろしたとき皮にゼラチンが多そうだったので煮こごりにしてみたらばっちり固まった。
皮をよく煮詰めて小さく切ったのが正解だった。

包丁がよく切れるというのはすばらしいね。これまで釣りばかりに夢中で料理がおろそかだったけど、それでもちゃんと料理するのが夢で、やっと始められたかんじだ。
ま、しばらくはうるさいだろうが、すぐに普通になると思うのでがまんしてくだされ。

今日はお客が遅いのでこの記事をアップ。