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湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
オイルサーディン作りは超簡単! 雑魚番屋初登場!

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ここ2、3年少なかったカタクチイワシだが、一週間ほど前から港前の浅瀬に居ついて、それを追うヒラメやスズキ、マゴチ、ホウボウ、カサゴ、メバルなどが集まり、釣り船がそれを狙っている。私も昨日まで4日連続でお客だったが、そのうち昨日一昨日とヒラメを狙い、客が少なかったので私もサオを出し、ヒラメ3枚、スズキ1匹、ボウボウ1匹を確保。この釣りはヒラメ専門船の場合、マイワシを業者から買いイケスに活かしエサとして使うが、私はないのでまずサビキでカタクチイワシを釣ってそれをハリにかけて釣ることになる。だがしかし、イワシは単なるエサとしてではなく以前にも紹介したようにオイルサーディンを作る楽しみもある。今回はイワシの喰いが悪かったからわずかしか残らなかったが、それでも昨日もらった天然ワカメとイワシの酢の物のお通しと写真だけのものはできたのだ。

このオイルサーディン作りはとても簡単で素晴らしく美味い。今度ヒラメやスズキを狙わずイワシだけを大量に釣ってオイルサーディンをたくさん作り置きしようかと思うぐらい。先日、オキギスでさつま揚げをたくさん作ったが、これも保存が効くし、手をかけずすぐ出せるし、こんな作り置きメニューをいくつか持っておけばお客さんが来てもアタフタしなくてすむかもしれない。オイルサーディンはまずイワシの頭を落とし内臓を包丁でこそげ取る。それを水洗いして水気を切り、蓋付きの弁当箱へ並べる。ここでイワシに塩をするのだが、10パーセントの塩水に漬けるなどの解説もあったが、私の場合塩を直接ふりかけるだけ。その上にニンニクのスライスをたっぷり乗せ赤トウガラシも散らす。本当はローリエも置くのだが切らしていたので今回は省略した。その上からオリーブオイルをひたひたに入れ、蓋をして蒸し器にかけ40分中火で蒸らして完成だ。以前は深い鍋に蚊取り線香の缶の底に穴を開けたのをひっくり返して起き、その上に弁当箱を置いて作っていたが、雑魚番屋に蒸し器を持ち込んだのでこれを使った。ね、簡単でしょ。と言っても考えてみたら1キロ100円もしない安いカタクチイワシでも海辺以外で新鮮なものなど手に入らないのかもしれない。カタクチイワシが定置網に大量に入るときには10トンを超えることもよくある。これは氷もしないで捨て値でトラックで運ばれていく。多分養殖のエサにされるのだろう。そのうちのわずかが箱詰めし氷をしてセリにかけられるが、10キロで多分500〜1000円の間だろうと思う。もっと安いかもしれないが。ちなみに私がこれまで出会った最大の群は50メートルから100メートルの厚みが数キロ続くもの。どんだけの数なんだろ。このカタクチイワシはあらゆる魚のエサになっているから、魚を食べる人は間接的にこれを食べていることになるのだ。

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「ミシマオコゼ」のフライはホコホコした白身でうんまい!

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海には一般に名の知られてない魚がたくさんいる、というかそっちの方がはるかに多いのだが、市場に並ぶことなしに捨てられたり、釣り師が釣ってもリリースしたりされるのだ。そんな魚も料理して出そうと「雑魚番屋」にしたが、メニューに書いても知らない魚はなかなか注文されない。そんな中でもレアな「ミシマオコゼ」というのが釣れ、さてどうしたものかと思ってたところ前項に出演した若い漁師Mがまた来たのでフライにして出したところとてもうんまいと。私も少しもらい食べたが、綺麗な白身でほっこりしてとても美味かった。以前にも何度か釣っているが食べた記憶がないからどうしたのだろう。Mも一度も食べたことがないし、以前無線で仲間の漁師に聞いた時も知ってる人がいなかったような。ま、ネットで検索してもらえばわかるが、口は寸詰まりで上を向き、目は小さく寄り目で、体表には網目のような模様がある。全体の形はアンコウを細く小さくしたような感じだろうか。初めての対面だととても食べる気にならない容姿である。

店のお客さんも、名前を知らない魚は注文しずらいようで、メニューに書いてもなかなか出ていかない。そんな今メニューにある魚をあげてみると、「オシツケ(アブラボウズ)」「スミヤキ(クロシビカマス)」「ムシガレイ」「オニカサゴ(イズカサゴ)」である。ま、このあたりは釣り好きなら知っているが、普通の居酒屋や料理屋に置いている魚ではないだろう。ちなみにメニューには他に「キンメダイ」「ムツ」「シロムツ」「ヤリイカ」「アマダイ」「アジ」「サバ」「サザエ」などがある。それ以外にももっと知られてない魚に、「シキシマハナダイ」「アカイサキ」「チカメキントキ」「トラギス」「ヒメ」「ヒメジ」「ヒメコダイ」「マトウダイ」「カガミダイ」「レンコダイ」「ギンメダイ」などなどあり、これらが本命外に釣れるが、こんな名前をメニューに載せても注文する人はまずいない。で、これらは3枚に卸したあと南蛮漬けにしてお通しや魚フライで出している。キンメやサバなどもたくさんあるときは南蛮漬けにするから雑魚番屋の南蛮漬けには何が入っているか分からないのだ。

今日、3月11日は一生忘れられない東日本大震災の日。あれから8年も経ったのに、汚染排水は増え続け、福島沖ではまだ試験操業の状態で漁はできていない。地魚は食べられないし、イノシシの放射線量は平成30年「野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果」によると県北でキロあたりセシウム3300ベクレル、県中は10000ベクレルとあり、厚生省の安全基準100ベクレルと比べるといまだにはるかに高く危険域にある。なので、雑魚番屋のように能天気に地魚や地のイノシシを食べさせる店など考えられないのだ。これって本当に悲しいことだと思う。復興は進んでいると政府は言ってるがいつになったら地魚が食べられるかも分からないのだからデタラメなのだろう。この8年間で福島県宮城県、合わせて50万人人口が減っているからとんでもないことなのだ。これで本当の復興の日が来るのだろうか?