湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
森林率と幸福度は比例しているかも?


2014:7:8:2782


いま、戦争や紛争をかかえている国々の多くが森林や水の少ない地域である。
美しい自然、豊かな自然が少ないと、心が荒んで争いごとが多くなる、と短絡的に見てしまうのだが、下の表にあげた「世界の森林率」などながめると、そう的外れとは思えない。

下位のハイチ(192位)、シリア(196位)、アフガニスタン(199位)、パキスタン(200位)、イラク(201位)、パレスチナ(202位)、ヨルダン(206位)、リビア(217位)など、よく知られた紛争地はどれも森林率が極端に低いところばかり。

ただ、この表の中の北朝鮮の45,95%はちょっとあやしい気がしている。北朝鮮は国策で国土をいじくり回しているし、ネットで風景写真や衛星写真を見ても山に木がなく、土がむき出しになっているところがほとんどなのだ。
これでは山に入って薪や山菜など採ることもできないだろうと思う。

森林率はまた、争いごとだけでなく、幸福度も表してているかもしれない。「幸福の王国」をめざしているブータンは森林率84,90%と高く世界7位の国。ブータンは「国民総生産」より「国民総幸福量」を標榜しているのはみなさんご存知だろうが、やはり幸せは豊かな自然の中で育まれるのだろう。

森林率の高いのは 仏領ギアナ(1位 96,71%)、ミクロネシア連邦(2位 91,66%)、セイシェル(4位 88,48%)、米領サモア(5位 88,40%)、パラオ(6位 87,61%)、ブータン(7位 84,90%)と、金は無くてもなんとなく幸福度の高そうな国ばかりではないか。

これらの小国は経済が自立せず、大国や国際援助に頼って生活しているのが目立つが、それでもなんとかなるさ的にのんびり生きている風に見えるのだ。

森林率ばかりでなく豊かな海の幸が多いところも幸福度が高そう。だけど、これら自然から恵みをいただく一次産業には限度があり、略奪のような漁を続けててはすぐに資源が枯渇してしまうし、森や農地も一度壊すと再生はままならない。福島のような再生できない風土を作る原発なんて、論外だろう。

その海や森の生産能力を見極め、限度以上に開発や収穫をせず、うまく共存していける状態がその国の国力だと思う。そのためには政治家は風土をよく知り、知恵をはたらかさなくてはならない。
日本は幸いなことに森林率も非常に高く、回りを海に囲まれた自然の恵み大国である。まだ間に合うと思うのだ。

何が間に合うのか。問題なのは超高速化したグローバル社会の中に広がってきた極端な貧富の差である。この貧富の差が心を荒れさせ、先々の争いの芽となる。この流れを止めることである。日本の格差をなくし、誰もが心穏やかに生活できるようにすることだ。

いま派遣社員やアルバイトで働く1000万人が年収200万円以下と言われている(正確ではない)。もしこれが本当なら40年近く前の水準に戻っていることになる。

なら、働き手が不足している一次産業へ回帰し、食料自給率100%超をめざしたらどうだろう。農業や漁業で年収200万はゆうに稼げるし、経験するほど腕が上がるし、仕事として面白いハズ。
自分で栽培したものはとうぜん自家消費するし、近所から貰い物なども多い。なので経済に上らない実入りもあり、仲間ができたりと、楽しいことも多いのである。
なんで国はこんな政策を打ち出せないのだろ?

そんで、野心の強い人が昔海外をめざしたように世界をまたにかけて働きたい人はグローバル部門へ就けばいい。ただし、外国ではその国を食いつぶすのではなく、その風土を守りつつできうる最大限の経済活動をする。ま、恨まれないようにすることだね。

して、わが湯河原・真鶴を見ると、海を望む斜面にミカン畑が広がるが、ミカン農家はどこも跡継ぎがなくて、近い将来絶滅しそうな気配だし、漁業も後継者が少なく、定置網の従業員は日本全国から来た若い人達である。
熱海市網代の定置網にも外から来た若い衆が10人ほどいるし、この若者達はほんとによく働くのだが、これがいつまでも続くには受け入れる側、環境が殺伐としていてはどうにもならない。金、金、金の世界は小さな田舎町をも席巻し、夢をもってやってきた若者をがっかりさせるかもしれない。

また、魚が獲れないことにはどうにもならず、定置網漁は崩壊してしまうだろう。
年寄りに聞いた昔の漁業は、いまとは桁違いの漁獲量で、たとえば2トンもない小舟で出て、一人一日で400キロも高級魚を釣り上げた、なんてことがよくあったようだ。キロ3000円と安く見積もっても1,200,000円にもなる。

この魚はベニアコウダイと呼ぶ深海魚だが、いまなら一日6、7キロ物を1本釣れればキロ4500円として約30000円で、毎日一本確実に釣れるなら仕事にはなる。これを残しておいてほしかった〜が、30年も前にはこんなのがたくさんいたのである。
しかし、この資源はあるていど復活させられるかもしれないと考えている。

ただ日本の食卓は魚離れが極端に進行し、魚価がどんどん下がっていて、漁が成り立たなくなりつつあるのがつらい。
食文化というのは、地域から生まれるもので、これぞ風土そのもの。魚の生命の奪い方から、美味しく食べる方法まで、人が生きる上で知らないで済まされるものだろうか?

いま都会の一般家庭で魚を一匹丸まま買うことが無くなっている。釣り客ですら釣り上げた魚を触れないどころか、プルプル動くアジをぶら下げて「これなんですか?」と再々聞かれるのだ。

人の心の故郷、心のアンカー「風土」も持たず、世界中のあらゆるところから輸入した食物を誰が作ったか知らずに食べ、労働力を安く売って生活する。こんな豊かな資源のある国で、そんな生き方をする必要があるのだろうかと思う。

地域を再生するには一次産業だけでなく、電力会社をいまのような経済の中に置かず、数県が合同で経営するとか、県ごとの小型発電所を多くするとかして、労働場所を確保したり、CO2が出ない新しい電力を考えたりしなきゃいけない。あらゆるチャンネルを使ったりアイディアを練って地域に若者がとどまるようにしたい。

いまの安倍政権や世界情勢を見ていると、どんどん貧富の差が広がり、争いごとが多発し、末世のようになりそうな予感がする。
たしか、いま世界中で食料が足りない人々が全人口の半分いるのではなかったか。その中で飢えに苦しむ子供達が8、9億とか。
そんな途上国から食物を輸入して、半分も残し捨ててしまう日本て、なんだろうか。

デタラメな私がこんなことを書く資格があるかどうかだが、ただ言えるのは、私が育った高度成長期前からの田舎の変化と社会の変化、その中でいつも迷い、もがいてきた心があったということ。

だけど、コンビニ弁当や買い物袋の過剰包装がアラブの石油でできていると分かっても、電気を使い過ぎと分かっても、ついつい便利な方へ行ってしまう自分がいる。
少しなんとかしたいのだけど・・・。


2011年 世界の森林率/

1 仏領ギアナ 96.71
2 ミクロネシア連邦 91.66
3 スリナム 90.06
4 セイシェル 88.48
5 米領サモア 88.40
6 パラオ 87.61
7 ブータン 84.90
8 ガボン 82.19
9 ソロモン諸島 76.38
10 セントルシア 75.81
11 ニウエ 71.15
12 ガイアナ 70.73
13 マーシャル諸島 70.22
14 セントビンセント・グレナディーン 68.67
15 ラオス 66.19
16 日本 66.11
17 コンゴ民主共和国 65.60
18 ブルネイ 65.55
19 北マリアナ諸島 65.54
20 ザンビア 65.51
21 コンゴ共和国 65.49
22 フィンランド 65.47
23 クック諸島 64.58
24 プエルトリコ 63.22
25 スウェーデン 62.63
26 韓国 62.22
27 スロベニア 61.91
28 パプアニューギニア 61.76
29 マレーシア 61.58
30 ブラジル 60.76
31 アンギラ 60.64
32 ベリーズ 60.23
33 サモア 60.21
34 ドミニカ 59.19
35 台湾 58.07
36 赤道ギニア 57.55
37 米領ヴァージン諸島 57.43
38 ギニアビサウ 55.69
39 フィジー 55.69
40 カンボジア 55.05
41 コロンビア 52.90
42 ペルー 52.79
43 ラトビア 52.19
44 ボリビア 51.78
45 コスタリカ 51.42
46 ベネズエラ 50.42
47 グレナダ 49.97
48 インドネシア 49.22
49 東ティモール 49.15
50 エストニア 48.86
51 モザンビーク 48.55
52 ケイマン諸島 48.11
53 グアム 47.93
54 ロシア 47.32
55 アンゴラ 46.81
56 ミャンマー 46.50
57 オーストリア 46.40
58 北朝鮮 45.95
59 ニューカレドニア 45.16
60 ホンデュラス 45.09
61 トリニダード・トバゴ 43.99
62 リヒテンシュタイン 43.13
63 パナマ 42.95
64 マルティニーク 42.92
65 セネガル 42.87
66 パラグアイ 42.79
67 ボスニア・ヘルツェゴビナ 42.67
68 ガンビア 42.64
69 セントクリストファー・ネイビス 42.31
70 ベトナム 42.12
71 ウォリス・フトゥナ諸島 41.86
72 ベラルーシ 41.76
73 カメルーン 41.43
74 ドミニカ共和国 40.52
75 仏領ポリネシア 40.00
76 スロバキア 39.42
77 モンテネグロ 39.32
78 ベナン 39.31
79 グルジア 39.31
80 ジンバブエ 39.15
81 マケドニア 39.00
82 リベリア 38.60
83 グアドループ 37.84
84 シエラレオネ 37.73
85 エクアドル 37.71
86 ポルトガル 37.57
87 バハマ 37.10
88 タイ 37.00
89 スペイン 36.29
90 中央アフリカ 36.24
91 タークス・カイコス諸島 36.21
92 バヌアツ 36.10
93 ブルガリア 35.88
94 レユニオン 35.30
95 タンザニア 34.86
96 アンドラ 34.04
97 クロアチア 33.99
98 チェコ 33.71
99 ルクセンブルグ 33.49
100 ツバル 33.33
101 リトアニア 33.20
102 グアテマラ 33.07
103 メキシコ 32.91
104 スワジランド 32.68
105 コートジボアール 32.26
106 ノルウェー 31.32
107 セルビア 31.24
108 カナダ 31.06
109 ドイツ 31.01
110 アメリカ 30.96
111 ニュージーランド 30.86
112 ジャマイカ 30.64
113 イタリア 30.62
114 スイス 30.15
115 ポーランド 29.95
116 ギリシャ 29.81
117 スーダン 29.31 7
118 フランス 29.14
119 スリランカ 28.13
120 サントメ・プリンシペ 28.13
121 ルーマニア 27.73
122 マラウイ 27.04
123 アルバニア 26.96
124 ギニア 26.47
125 キューバ 26.43
126 フィリピン 25.73
127 モントセラト 25.00
128 ネパール 24.70
129 英領ヴァージン諸島 24.27
130 ニカラグア 23.35
131 南スーダン 23.00
132 アンティグア・バーブーダ 22.27
133 ベルギー 22.24
134 ハンガリー 21.91
135 中国 21.84
136 チリ 21.52
137 マダガスカル 21.29
138 カーボベルデ 21.04
139 インド 20.86
140 ブルキナファソ 20.38
141 ガーナ 20.23
142 バミューダ 20.00
143 バルバドス 19.44
144 ボツワナ 19.31
145 オーストラリア 19.17
146 キプロス 18.73
147 モーリシャス 17.17
148 ルワンダ 16.89
149 ウクライナ 16.12
150 キリバス 15.00
151 トルコ 14.62
152 エルサルバドル 13.43
153 レバノン 13.11
154 エリトリア 12.99
155 デンマーク 12.67
156 ウガンダ 12.00
157 サンピエール島・ミクロン島 12.00
158 トンガ 12.00
159 イギリス 11.86
160 モルドバ 11.54
161 モロッコ 11.51
162 ノーフォーク島 11.50
163 エチオピア 11.01
164 アゼルバイジャン 10.81
165 アイルランド 10.64
166 アルゼンチン 10.49
167 ソマリア 10.46
168 ウルグアイ 10.15
169 マリ 10.01
170 バングラディッシュ 10.00
171 ナイジェリア 9.34
172 チャド 8.91
173 マヨット 8.80
174 オランダ 8.79
175 ナミビア 8.75
176 アルメニア 8.67
177 トルクメニスタン 8.46
178 南アフリカ 7.58
179 ウズベキスタン 7.31
180 イスラエル 6.97
181 モンゴル 6.92
182 イラン 6.35
183 チュニジア 6.25
184 ブルンジ 6.12
185 マン島 6.07
186 ケニア 5.95
187 セントヘレナ 5.13
188 キルギス 4.85
189 トーゴ 4.71
190 チャンネル諸島 4.21
191 アラブ首長国連邦 3.81
192 ハイチ 3.61
193 シンガポール 3.24
194 モルディブ 3.00
195 タジキスタン 2.88
196 シリア 2.68
197 西サハラ 2.66
198 アルバ 2.33
199 アフガニスタン 2.07
200 パキスタン 2.07
201 イラク 1.90
202 パレスチナ 1.52
203 レソト 1.46
204 コモロ 1.40
205 カザフスタン 1.21
206 ヨルダン 1.09
207 イエメン 1.04
208 ニジェール 0.94
209 マルタ 0.94
210 バーレーン 0.71
211 アルジェリア 0.62
212 サウジアラビア 0.45
213 クウェート 0.36
214 アイスランド 0.30
215 ジブチ 0.24
216 モーリタニア 0.23
217 リビア 0.12
218 フェロー諸島 0.07
219 エジプト 0.07
220 オマーン 0.01
221 グリーンランド 0.00


つづく
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コメント
この記事へのコメント
take隊員へ
全くその通り。森の緑は人ばかりでなく他の動物たちをも幸せにする。

日本の食糧の自給率を上げるためにも、農業・漁業従事者が増えて欲しい。
農林業漁業従事者は自分たちの生活がこれほど素敵なんだともっともっと機会を設けて情宣することも必要ですね。

それにしても世界の森林率、自分でタイプ?
コピペした?
2014/07/19(土) 08:37 | URL | 三四郎 #-[ 編集]
森林率、もちろんコピペですよ。出典がどこだったか分からなくなったけど、ま、そう間違いはないでしょう。

そうなんです。きつい仕事を楽しみながら生きられるようになるといいのですが・・・。
日本では家賃と教育費が高すぎて、そのためだけに生きているようなところがありますね。
これも国策でなんとかしてほしい。

2014/07/24(木) 11:53 | URL | take #TY.N/4k.[ 編集]
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