湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
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「白銀林道/野生生物探検記」7

●リスの住む森

10、ミズキの花を落とすリス発見

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ミズキの木の枝を走り回り何かを食べているリス発見。しかし、茂った葉に隠れ何をしてるかわからないし撮影もできない。
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ときどき何かを落としていて後で何だろうと探すと、ミズキの花だった。
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始め、この花の花茎を食べていると考えてたが、花茎ならこれほど同じように揃った花序の切り取り方にならないだろうと思うようになったし、花茎を食べたなら食べた場所が短すぎる。顔にもアブラムシがたくさん付いてたし、アブラムシをなめていたと結論してもよさそうだ。

 リスの橋の桑の木の並びにミズキという木が何本かある。
 このころ、植物音痴だった私には、当然のように名前を知らないものだった。ところが5月20日、林道の橋を渡ったリスがこの木の枝に現われ、なにか食べるような動きをした。
 近くだし、これはチャンスと、シャッターを何度も切り、300ミリレンズを購入してから初めてとなる木の上で動き回るリスの写真を数枚撮ることができた。
 リスは体を伸ばし、枝の先の何かを食べているようだが、しかし葉に隠れてよく見えない。撮影するに枝や葉が邪魔でなかなかシャッターチャンスがこないのだが、10分ぐらいはこの木の枝を忙しく飛び回っていた。
 食べるときは同じ姿勢のまましばらくじっとしているが、葉に隠れて姿が見えないことの方が多かった。辛抱強く観察していると、ときどきリスが何かを落としているのに気づいた。
 リスが消えたあと、そこへ行ってみると、白い固まりがたくさん落ちている。それを拾い集めると、枝サンゴ状に広がったミズキの花だった。切り口が新しく、リスがこの花を落としていたのは間違いなかった。リスはこの茎の軟らかい部分だけを食べているだろうか。
 ミズキの花を手にしてみると、強くべたつき、みると小さなアブラムシがたくさん付いていた。あとで写真を拡大すると、リスの顔や手などにもプツプツと白い虫が付着している。リスは茎でなくアブラムシを食べていたのだろうか。
 どちらか分からなかったが、でもこれで一つリスの新しいエサ場発見である。
 それにしても、まったく気にも止めなかったこの木、それから、注意してみると、林道脇に驚くほどたくさんあって、緑の葉の中に真っ白い花を咲かせていた。
 また、雨も降らないのに、ミズキの下の路面や草の葉がそこだけ濡れていることに気付いた。そして、その上を歩くと、靴の底が、ペタペタとくっついた。ミズキは水をたっぷり吸い上げ、密のようなしずくをポタポタとたらしていたのだ。これから「水木」と名付けられたのだろう。
 その後、何度かリスがミズキをの花を食べる姿を目撃するが、それはわずか3、4週間ほどの間だった。花はすぐ終わり、実を付けたりで、リスのエサとしたら一時的なものなのだろう。
 ただ、リスはヤシャブシの枝を渡るとき、新芽をつまみぐいのようにして食べる姿を目撃しているし、桑の新芽も食べていたし、森には新芽や花がたくさんあるから、かなりの頻度でこれら植物の軟らかい部分を食べているのが想像できた。
 だがしかし、数年の期間を経て、ミズキの花茎でなく花に付いたアブラムシを食べている可能性を検討し、今は切り取られた花序が同じ形だし、花茎を食べているとしたらその幅が短く不自然で、アブラムシを食べていたとする方が自然な気がした。なので、アブラムシを舐めとっていたと結論したのだ。

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