湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「白銀林道/野生生物探検記」13

●リスの住む森

16、ハクビシンも現る

hakubi3-3 のコピー
ビートベッドでリスを待っていてふと気づくと林道上にハクビシンポツンといて、トコトコ近づいてきた。

21-1 のコピー
途中、落ち葉のたまりの中に何かいたのか気になる様子で匂いを嗅いでいた。

middle_1212539812 のコピー
5メートルぐらいまで接近し、私の匂いに気づいたのか鼻を高く上げ逃げ腰に。この写真も上の写真も元画をロストしたが今回一番上の一点が残っているのを発見した。


 写真のハクビシンを撮影した日付は2007年3月22日となっていた。
 このハクビシンも檜からヤシャブシへ続くリスの橋を誰か渡らないかと桑の木の下で待っていたとき、ふと気づくと路上にポツンといたのである。動物の出現はほんと不意なことが多くいつもエッと驚かされるが、特に舗装道路の場合、足裏の肉球の消音効果か、まるで足音が聞こえないから視線を移したらそこにいた、という場合がほとんど。
 そして、こちらもじっと音を立てず身動きも最小限におさえているので、相手も気づかないのだ。リスに初めて遭遇したときに不思議だったのが、相手から丸見えで、しかも2メートルと離れてないのにまるで私が透明人間であるかのように気づかなかったこと。
 ハクビシンが現れたときもビーチベッドに座ってはいるが、姿が見えているはずなのに林道をトコトコ歩いてどんどん近づいてきた。しかし、10メートルほどに接近すると何か異変を感じたのか、鼻を中空にもたげて匂いを嗅いでいた。そして5メートルまで近づいてやっと気づいたのだ。
 そこから早足で戻っていったが、このとき野生動物は動くものにはすぐ気付くが、動かずじっとしていると分からない性質をもっていることを確信した。視力が悪く、図形認識も弱いのだろう。視力よりも匂いを嗅ぎ分ける鼻や耳の方の情報がまず先にあるのかもしれない。
 またハクビシンはクマやテン、霊長類などと同じ足裏全面を地面に付けて歩く蹠行生動物で、尻尾も太く長いから安定感がよく木登り上手で、テン同様木の実を好んで食べている。この初めての遭遇からのちに何度も見ることになるが、あるときなど2メートル以上の高さの垂直なコンクリート壁を頭を下に向け這うように降りてきたことがあった。
 普通ならドスンと落ちると思うが、体を壁に密着させゆっくりと降りてきたから驚いた。よほど体が柔らかいのか。知り合いが電話線の上を歩いているハクビシンを見つけ水道のホースで水をかけても落ちなかったと言ってたからバランス感覚がとてもいいようだ。
 しかし、ハクビシンの糞は1000メートルの山の上でも見るし、もちろん林道にも多いし、海岸近くで姿を確認しいてるしと、いまやどこにでも生息する外来種。こんなに身軽でなんでも食べ、人家の天井裏で寝たりするから、テンやタヌキよりはるかに数が多くなっているかも。ハクビシンには天敵もいないし、これから先もどんどん増えていくだろう。


スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
サル以外の哺乳類は、極端な言い方をすると鼻(匂い)で物を感知し、目(視覚)での感知は物が早く動かなければ無理!
ヒト(サル)でも哺乳類の暗黒生活時代の名残りがあり、食べ物でも見て分からなけれ臭いを嗅いで判断する。

しかし、外来種は動物ばかりでなく植物も蔓延っていますね。
それにしても、素晴らしい写真だ!
2016/04/02(土) 08:54 | URL | 三四郎 #-[ 編集]
森の中は見通しが悪いし、敵に合わないようにするには目で見るより匂いや音なんですね。匂いの濃さで距離が分かるんでしょう。だけど、鼻がいいのは食肉目の捕食者でリスやノウサギ、ネズミなどはどうなんだろ?リスの目は動きにとても敏感なようですが。

住宅街の野草は外来種だらけで、いやになりますね。
2016/04/04(月) 05:32 | URL | take隊員 #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://takezoumaru.blog.fc2.com/tb.php/217-8afc809c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。