湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
元サビサビだった木屋180ミリ出刃も4回目の再生に

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一竿子忠綱フグ引きの裏スキを2ヶ月ほど前についに鏡面に仕上げた。

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裏スキを作るのに使った工具を寄せ集めてみた。電動ドリルに取り付けた円砥はもうグラインダーだね。


お気に入りの一竿子忠綱フグ引きの裏スキをいつか鏡面に仕上げたいと思ってたが、たぶん2ヶ月ぐらい前に思い切って手を付けたのだ。この一竿子忠綱は私の持ってる包丁の中で唯一サビのないあまり使われた形跡のない美しいもの。元料理人が所有してたのを頂いた物であるが、鞘があるし、柄も一位の木でちょっと上等な包丁なのだ。

これをいつかは鏡面にし、自分なりの使い勝手のよい包丁に仕上げたいと思っていたが、鏡面にするには下の写真のペンシル型ルーターに硬い研石のようなものを取り付けて削るわけだから、深いキズを作ったり、刃を欠けさせたり、せっかくきれいな面をガタガタにしてしまう可能性があったのだ。

そうそう、ここでちょっと包丁の一般的な話をするが、包丁ってお店で買った新品の状態がベスト、じゃないんだよね。新品の刃が欠けてクレームが出ては大変なので、刃は厚く、欠けないようにしてあるから切れないし、まあ魅力のない状態なのだ。このクラスの包丁でも、買った人が自分で刃を付けることを前提にしているのである。

そして、包丁の運命は使う人、研ぐ人により大きく変化し、生まれはほぼ同じ形なのに一つとして同じ形にはならないのだ。この一竿子忠綱も裏が鏡面となり、表も私なりの研ぎになってきた。私としてはまだ65点だが、将来85点以上にしたいと思っている。

この一竿子忠綱のあと、しばらく包丁の再生や改造のようなことをしなくて、包丁の研ぎの奥深いところや、天然砥石の魅力にはまっていた。ところが数ある研ぎキチブログを巡っていたら、というかその中に突入してしまったのだが、出刃を再生したり、新品の出刃を成形し直すような記事がアップされた。

私の元サビサビ出刃で裏スキのないのをこれまで3度再生させようと試みてきたが、大きい出刃だけに裏スキ、裏を凹ませることが小さなルーターではうまくできなかったのだ。それどころか逆に深い溝みたいなキズをたくさん作り、まあひどいものだった。でも、使うことには不便はなかったのだが、ま、すべてが中途半端で気分的にはお荷物的な包丁だったかもしれない。

これを今回、すべてリセットし、出来上がり85点以上を目指して4回目の再生をすることにした。これは難題ですよ。だけどこれをクリアーしなければ、これまでやってきたことの意味がなくなる。写真の出刃は小型の4,5寸で、新品を購入したからサビもキズもないし、裏はきれいない鏡面にできたし、表も理想にだいぶ近づいてるが、すぐにこれ以上仕上げたい欲望が湧かない。

しかし、木屋の180ミリ出刃、すでにグラインダーのようなので裏スキを作れたし、磨きもだいぶ順調に行っている。表も、どうにもならないだろうと思ってた深いアバタのサビも全部取れ(すごい削った)、早く仕上げしてよと待っている状態。

下の写真は今回、裏スキを作るのに使った工具を寄せ集めてみただけ。私の机の上はいま大変なことになっておりまする。
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