湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
初めてキズがほとんどない状態まで包丁を研ぎあげた

8:2_9284

8:2_9265


前回の黄色い砥石で研いた6寸出刃は一見きれいに見えてはいるが、目ん玉をくっつけるようにしてよく見ると小さなキズがいっぱいあった。それは、仕上げ砥石ー1(白巣板)でそれまで整形してきた荒砥や中砥、青砥(仕上げ前砥)のキズを消してくれてるように見えてたのが、最終仕上げ砥の黄色砥をかけてみたら、小さなキズがたくさん出てきたのだ。

天然仕上げ砥石を使うようになるまでは青砥(5000番ぐらい)を仕上げ用として使っていたから、それまでの包丁はきれいに光っていても小さなキズが全面にある状態だった。天然砥石を一つ二つ手にし、それまでの青砥の上をなぞるだけできれいになったが、青砥のキズを消してしまうようなことはなかったのだ。そんな状態のままここまできていたが、4回目の出刃を再生するにあたり、すべてをゼロに戻して、荒砥で形を作るところから始め、その途中のキズを一つも残さず、中砥、青砥、仕上げ砥とつないで、最後はキズをゼロにすること、鏡面にすることを目標とした。

それに、天然砥石をまだ使い始めたばかりで、それぞれの性能や特徴などまだ掴んでないのだ。これらをすべてこの出刃に当て、どんな特性があるか、この出刃に合うのはどれか、どんな使い方をしたらいいのか、などなど、ほんとに一から始めたのだ。天然砥石の硬いのに「地を引く」ものが多く、強く押し付けて研ぐとガリガリっと地金に筋が入るのだ。それをさせないためアトマで面を擦り、砥泥を出して力を入れずに研ぐようなことをする必要がある。また名倉といい、砥石のかけらを砥面に擦り付け、これも砥汁を出して、その砥粒で研磨していくこともためしてみた。

今回、それまで仕上げ砥として使っていた以前から唯一あった青砥がこの名倉を使うことでキズがとても小さくなるのが分かった。この青砥、だめかもと思ってたが実はとても優秀だったのだ。このキズの小さくなったのを仕上げ砥ー1の白巣板で完全に消し、前回はすぐ黄色砥につないだけど、もう一段、砥面を緻密にするため(つもり)、白巣板より硬い馬路山合砥を仕上げ砥−2として間に入れてみることにした。そしたら面がビシっとしまったようにきれいになった。写真上は仕上げ砥−3(最終仕上げ)の黄板砥をかけているからより光っているが、色は少し曇るもののこれと同レベルの面の下地になっていた。

この黄板砥の前にこれも鏡面になる砥石として有名な超硬口の大突山浅黄をかけてみたが、光ることは光るが、平面が上手く出てないためか、思ったほどにならなかった、いまのところこの出刃の最終仕上げは黄板砥が一番のよう。失敗しては青砥まで戻ることを何度も繰り返し、やっとこのぐらいまでできたのだ。

ま、それでもまだ目標の85点までいかないが、よくよく探してもごく小さなキズが5、6本あるのみ。問題は、アゴに砥石の当たらないエクボが少しと、マチのところの仕上げをどうするかと、切っ先の面の揺らぎがある。切り刄の面をもう少しきれいにしたいが、これば徐々に慣れてくるだろうと思う。下の写真のように出刃に日が当たり、景色が映るのがとても嬉しいね。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://takezoumaru.blog.fc2.com/tb.php/249-d7a07f17
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック