湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
リスの食べ方の上手とヘタ


2010:8:23:2:3528
ニホンリスの青い松ぼっくりのヘタな食べ方/
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ニホンリスの青い松ぼっくりの上手なな食べ方/


2013:2:26:2286
ニホンリスの茶色い松ぼっくりのヘタな食べ方/開いた松ぼっくり/
2013:2:26:2281
ニホンリスの茶色い松ぼっくりの上手な食べ方/開いた松ぼっくり/(訂正:これは閉じた松ぼっくりで、鱗片が反っているのは後に乾燥したためだった)
kaihei1:4525
上の訂正により開いた茶色の3年ボックリで作った上手な食べ方を追加(上側のもの)


ニホンリスの食痕、エビフライを見ていくと、かなり変化に富んでいることが分かる。

根元まできれいに齧られているもの、ケバケバしているもの、白いもの、茶色のもの、開いたもの閉じたもの、などなど色々ある。はじめ、それがなぜか分からなかったが、観察していくうちそれぞれに理由があることが見えてきた。

その中で今でもよく分からないのが食べ方の上手い下手。専門家の説明にもそれが少し出たが、写真付きの詳しい解説などはどこにもなかった。

だけど、今回写真をいくつも検証していき、やはり上手とヘタがあると結論するしかなかった。
ケバケバの多いのがヘタな食べ方で、鱗片の根元から深く削り取られているのが上手な食べ方である。

松ぼっくりは鱗片を開閉するため、鱗片の中に何本も縦に筋が入っている。これが伸び縮みすることで開いたり閉じたりできるのだが、とても丈夫。
リスの歯でもこれを切り落とすのは大変なのだろう。そのせいで筋がヒゲのように残ったエビフライをたくさん見る。そして、青く若い松ぼっくりほど筋が強くヒゲフライが多いかもと考えた。

しかし、写真を並べて撮影時期を見たらそうではない。とするなら、やはり食べ方がヘタというしかないのである。

2010-11-2-5350.jpg 2010-11-2-5245.jpg
母親と思えるベテランリス/ヒゲはほとんど見られない/
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青いエビフライを食べているリスを撮影したとき、3、4匹のリスがいて、他は逃げてしまった。こいつは老け顔だからたぶん母親で、食べ方が上手。松ぼっくりを4つ食べてくれ、2つ撮影しているがどちらもヒゲがない。

もう一つのリスは巣のある松の枝から松ぼっくりを採り、檜の枝に移動して食べているが、これもまあ上手。上より若いが巣もあるし子供ではないだろう。
少し前の項のクルミをヘタな食べ方としたので、上手な食べ方の殻写真も貼ってみた。

2014:1:21:2:8614 2010:4:21:9037

上手、ヘタは始め個体差かもと考えていたが、野生の中でいつまでもヘタなら淘汰されると思えるし、やはり子供がヘタとしていいのではないだろうか。

追記:

データがどこにあったか分からないが、何かに、クルミを食べる習慣のない(少ない?)リスにクルミを与えたら、きれいに割れなかった、というのがあった。林道周辺にクルミの木は少なく、日常的に食べているリスは少ないと思われる。なので、成獣でも新たな個体が入ってきたとしたら、このヘタなのはあり得るだろう。
ただ、松ぼっくりは常食だから上記で問題ないと思う。参考までに。


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