湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
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外観から誰の巣か考えてみる。


2014:3:17:0098
アオダイショウが上ろうとすると、丸見えで、ノスリやトビに途中で発見され、巣の主の安全が保たれる。

2014:3:17:0110
枝にしっかりとコケを絡ませて、風ぐらいでは飛ばないようになっている。

2014:3:17:2:0110
上の写真右上角を拡大。木の樹皮かなにかが繊維状になって露出しているのが見えている。


3月17日に撮影した、樹上のコケの塊の項に、ヤマネ観察を続けられている杉山昌典さんより「ヤマネの巣ではないでしょうか?」とコメントをいただいた。そろそろ確認しに行かなきゃ、しかし、どうやって確かめる? と悩んでいちゃところだった。

今日はヒマだが、あいにくの雨で薮コギは無理。なので、過去に集めたヤマネの論文など見たりして、このコケの塊をあらためて考えてみた。まずは、大きさと周囲の枝の込み入り具合から鳥の巣でないのはほぼ間違いない。枝が邪魔で羽根を広げて出入りできないし、そもそも緑のコケが見え、わりと最近の作業と分かり、営巣時期でない鳥は除外できるだろう。
また、前項でリスが集めて置いた可能性も書いたが、これもまずないだろう。周囲に松などがあるのに、こんな見つかりやすい危険な樹上に日中何度も上ることは考えられない。
あと、空中滑空するムササビ、モモンガも外れてくるから、あとはヤマネとヒメネズミぐらいしか残らない。

そして、あらためて写真を確認してみた。一番上は昼行性のリスには危険すぎるし、近くに松林もあるのに、ここに作る必要がない。それに、コケだけの巣はこれまでどこにも観察されてない。
また、地上5メートル以上(前回7、8mとしたが)のこの巣は、天敵であるアオダイショウが上ろうとすると、ノスリやトビに途中で発見され、巣の主が安全を保たれるというメリットがありそう。
夜間でも巣まで上れば、枝の込みぐあいでフクロウからも守られそうだし、日中でもカラスには難しいだろう。

2番目の写真はシャドー部分を無理矢理明るくしてみたもの。これを見ると、枝にしっかりとコケを絡ませて、風ぐらいでは飛ばないようになってそう。

3番目の写真は2番目を一杯まで拡大したものだが、コケではなく木の樹皮かなにかが繊維状になって露出しているのが見えている。これはコケがバラけないように編み込んだものかもしれない。

とまれ、これは小動物の巣であり、ヤマネかヒメネズミのものと推測してよさそうだが、杉山さんが言われるように、ヒメよりコケを多用するヤマネがやはり正解かもしれない。
ま、確かめもしないですぐ推論する悪いクセだが、近々にも一度行ってみたい。(しかし、どうやってたしかめる?)


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コメント
この記事へのコメント
へー、おもしろそう。
ヤマネの巣か!
清川村では一度は鳥の巣箱を出入りするヤマネを、次はテン糞の中にヤマネの臼歯が入っていたことが2度あったのだから、林床ばかりでなく樹上も時々見上げながら歩くことにしよう。

杉山さんは巣をつついてヤマネが顔を出したのを撮ってますね。
2014/04/03(木) 13:31 | URL | fukuda,fumio #-[ 編集]
私はまだヤマネを見たことがありません。うらやましいナ〜。
長い釣りザオかなにかで突っついてみますか?

ただ、誰か匿名さんにかわいそうだとクレームをつけられてましたね。
鳥が抱卵しているときは巣を放棄するから近づくのすら×でしょうが、ヤマネは意に介さないみたいですね。

チョンチョンとドアをノックしてみるぐらいならいいかも。だけど中にいるのかな?

隊長も糞だけでなく、樹洞なども探してください。
2014/04/03(木) 13:59 | URL | take #-[ 編集]
可能ならコケの塊があった木や、その周辺の木の樹幹に巣箱を取りつけてみてはどうでしょうか?
ヤマネは複数の巣を常に確保していて、頻繁に休眠場所を変えます。
他の人にイタズラされない高さ(2~3m、出来れば5~6m)に巣箱をかけておきますとヤマネやヒメネズミが巣材を入れます。
ヤマネが入っていても観察だけで触らなければ、天然記念物の現状変更許可や鳥獣捕獲許可がなくても「巣材の調査」として巣箱設置が可能です。
お近くの市町村教育委員会や県の鳥獣保護課の担当者の方に連絡してみてはどうでしょうか。
同様の事例で昨年、埼玉県飯能市のNPO法人の方が、「飼猫がヤマネを捕まえてきたから、飯能市にもヤマネがいるかも」と市の助成金を獲得して巣箱調査されました。
http://www.tenranzan.com/
その時もヤマネに触れないことを条件に許可なしで調査されてました。
http://www.naguri-genki.com/blog/2013/06/post-207.html
巣箱が必要な時はご連絡ください。
2014/04/03(木) 17:03 | URL | 杉山昌典 #bxXG0pwM[ 編集]
コメントありがとうございます。

あの塩ビパイプの巣箱は杉山さんが考案されたものですよね。

まずは確認なので、町の助成金などは考えてませんが、それほど高価なのでしょうか?
2、3個では結果がでないのでしょうか?

2014/04/04(金) 06:39 | URL | take #-[ 編集]
ヤマネの調査用巣箱として木製でしたら1000円前後、塩ビ管巣箱(ヤマネのお宿)は調査を行う事業者向けなので、大中小3個で4000円です。
ヤマネの巣箱利用率は巣箱架設高にも影響を受けますが、地上1.5mの高さに架けると利用率5~25%程度、地上6~8mに架けると利用率65%との調査結果があります。巣箱を架ける位置が低いと巣箱点検が楽なのですが数多くの巣箱を架けないとヤマネ発見が難しく、高所に巣箱を架けると点検が大変なのですが、巣箱の数はそう多くなくていいかもしれません。
http://www.tech.tsukuba.ac.jp/2012/report2012/report07.pdf
巣箱が必要でしたら、当方で使用済みの巣箱を幾つかご用意できます。
高所に巣箱を設置する場合、安全に地上から巣箱を取り付けるノウハウもございます。
お気軽にメールにてご連絡いただければ幸いです。
2014/04/04(金) 09:22 | URL | 杉山昌典 #bxXG0pwM[ 編集]
あとでメールさせていただきます。

6〜8mに架けると利用率が65%というのはすごいですね。この巣もその高さなので、増々ぴったり。

見てみたいですね〜。
2014/04/04(金) 14:03 | URL | take #-[ 編集]
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