湯河原・真鶴の野生生物を観察し、写真に記録すること。
これはイノシシを食べたテン糞だ


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隊長がブログで糞を洗ってもシカなどの毛や骨が入ってないことから「テンは腐肉を食べない?」という疑問をアップされていたが、小川羊さんのHP「奥多摩けもの道」ではシカの死体に2ヶ月間カメラを設置し、これを食べるテンやハクビシン、タヌキが撮影されている。なのでテンが腐肉を食べるのは間違いなさそうだった。

ただ、シカの屍骸を主に食ったのはハクビシンで、テンは一番最初に来たのに、カメラを気にし、少し尻にかじりついたぐらいで、後に現れなくなってしまった。テンは古過ぎる腐肉は食べないのかもしれない。

写真は2009年の2月に拾ったテン糞で、下がそれを洗ったもの。これを撮影したときは、誰の糞か分からなかったが、いま見ると太さ長さからまずテン糞と思える。この内容は隊長のコメントで大腿骨頭などの大きさからイノシシの10キロクラスのウリボウではないかとのこと。10キロもあればテンが襲うこともないだろうから、テンはイノシシの屍骸も食べているのが分かる。

また、論文「久住高原におけるテンの食性」荒井秋晴、足立高行、桑原佳子、吉田希代子の糞分析にキツネとイノシシのものがあった。だから隊長の拾った糞にたまたま入ってなかったということかもしれないし、大きい動物は新しい屍骸の内蔵あたりを食べるだけで、古いのは他の動物に回るのかもしれない。
だけど、小さいイノシシだと、骨まで食べている。これはなぜだろう? よほど腹が減っていた?それとも骨が細いからテンにも砕け、かぶりついたのか?

また、「木曾駒ヶ岳〜におけるホンドテンの食性」という論文も見つけたが、これはまだ読んでいない。「久住高原におけるテンの食性」の参考文献にあったから、きっと内容のある論文なのだろう。


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コメント
この記事へのコメント
2008年5月から2013年8月までに拾った241個のテン糞の内にネズミなどの小哺乳類以外の毛や骨と思われる糞が3個ありました。シカ毛やカモシカ毛であれば同定できるので、中型の哺乳類であろうと思ってます。ネズミ類は31個で、ヤマネは3個、不明小哺乳類は3個なので、ヤマネ、ネズミ、不明小哺乳は合わせて241個中37個の糞から小型哺乳類の歯、骨が出たことになります。
今は、まだ人に説明するための事実の積み重ねをしているとこであり、もうしばらくは糞拾いをすることになります。

2014/04/09(水) 15:26 | URL | fumio fukuda #-[ 編集]
takea隊員へ
洗う前の糞の太さは1.5センチ以上くらいありそうですね。これはテン糞ではないかも知れませんね。どうでしょうか?
2014/04/09(水) 18:02 | URL | fumio fukuda #-[ 編集]
隊長がデータをまとめられるのを楽しみにしています。地域差なども出て、貴重な資料になるでしょうね。


写真、アップしたあとも不安だったのですが、キツネの場合、長さが足りないと思いました。
これ一本だけですし。

隊長の言われるように15ミリはありそうです。なので、辻大和さんが動物園のテン糞のデータをとった、最大13〜14ミリを超えます。
ただ、キツネのは普通20ミリはあるし、野生のテンの場合、動物園と違うかも、なんて思いました。

けど、テン糞と言い切るのは間違いかもしれませんね。

2014/04/10(木) 06:48 | URL | take #-[ 編集]
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